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初めての資産運用。窓口や金融機関はどう選べばいい?

ファイナンシャルフィールド / 2019年7月23日 23時15分

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資産運用の必要性については徐々に浸透しつつあるものの、「どのようにしたらいいかわからない」という人がまだ大半であるのが現状です。   今回は、運用するなら窓口をどのように選ぶといいのか。また、複数に分けた方がいいのか、ひとつに絞るべきなのかについて、述べていきたいと思います。  

運用する商品によって選ぶ

運用する商品は数多くありますが、金融機関によって取り扱う商品は異なります。大手の金融機関であっても、全ての運用商品を取り扱っているわけではありません。
 
商品を選ぶ際は、例えば投資信託やETFの商品であれば、まず運用会社のサイトをチェックし、どこの金融機関がその商品を取り扱っているのか確認することが必要です。
 
ほとんどの運用会社のサイトには、その商品を取り扱っている金融機関が掲載されています。やみくもに口座を開設するのは考えもの。できれば2~3の金融機関にまとめたいものです。
 

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取引形態によって選ぶ

取引の形態には、「ネット取引」「証券会社との対面取引」そして「銀行店舗での取引」の3つがあります。
 
コストがかからないのは「ネット取引」ですが、ある程度の運用の知識がある人向けです。運用初心者であれば、多少コストはかかっても、証券会社や銀行店舗窓口などで実際に担当者と話をして決めることをおすすめします。
 
親切に質問に答えてくれる担当者もいれば、販売経験の浅い担当者もいます。ただ、ここで重要なのは、きちんとお客さまのことを考えてアドバイスしてくれているかどうかです。言われるがままにならないように、疑問点はきちんと解決できるような、信頼できる担当者を見つけることが大切です。
 

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金融機関別のメリット・デメリット

(1)証券会社(対面取引)
証券会社であれば、窓口や電話での対面取引が主流です。対面取引のメリットは、「不明点および疑問点を担当者に相談できる」ことです。
 
逆に、デメリットは「ネット取引と比較して手数料が高い」こと。さらに、あってはならないことですが、担当者のノルマ達成のために「自分の意にそぐわない商品を勧誘される恐れがある」ことに注意する必要があります。
 
(2)証券会社・銀行(ネット取引)
ネット取引の一番のメリットは「手数料が安い」ことです。それもあって、現在ではネット証券の利用数が増えつつあります。また「時間や場所を気にせず、いつでも取引可能」というところも魅力だと言えるでしょう。
 
ただ、「商品の選択は自己責任」です。ネット環境上でシステムトラブルなどに見舞われる可能性があることも、デメリットのひとつとして挙げられます。
 
(3)銀行(店舗による対面取引)
今まで資産運用(株や投資信託など)をしたことがない人にとって、証券会社での口座開設は、近寄りがたい感じがあるかもしれません。そのような方にお勧めなのが、現在口座を開設している銀行で取引を開始する方法です。
 
メインバンクであれば、特に身近に感じられるでしょうし、信頼して取引を開始できます。銀行で取引を行う最大のメリットは、「預貯金などと合わせた資産管理が楽に行える」ことです。
 
ただ、この場合も対面取引である以上、「ネット取引よりも手数料が高い」ことがデメリットになります。また「株式(個別株)については取引ができない」ことに注意が必要です。
 
最後に、最近では、投資信託の運用会社が、投資家に直接投資信託を販売する「直販型投信」というものもあります。これは信託報酬などのコストは直販型でない投信よりも割高で、NISAやつみたてNISA等のメリットが享受できないケースもあるというデメリットもありますが、初心者にはおすすめです。
 
「直販型投信」の中には、お客さま向けのセミナーや投資対象銘柄の会社見学など工夫を凝らした企画を積極的に行い資産運用に関心を持たせる工夫をしているものもあります。
 
会社見学のような付加価値こそが初心者にとって勉強になりますし、経験値の積み上げにもつながっていきます。このようなものを利用して「常に勉強しながら運用していく」習慣を身につけるとよいでしょう。
 
執筆者:新井智美
CFP(R)認定者
一級ファイナンシャルプラン二ング技能士(資産運用)
DC(確定拠出年金)プランナー
住宅ローンアドバイザー
証券外務員
 

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