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「アイツらしいっちゃアイツらしい」 中田英寿の引退は「知らず」…代表OBが明かす舞台裏

FOOTBALL ZONE / 2024年4月4日 7時30分

■福西崇史氏が前園真聖氏のYouTubeチャンネルに出演

 元日本代表FW前園真聖氏のYouTubeチャンネル「おじさんだけど、遊んでもいいですか?」に、元日本代表MF福西崇史氏が出演。2006年に29歳で現役を引退して世界を驚かせたが、「アイツらしいっちゃアイツらしい」と振り返っている。

 現在47歳の中田氏は日本代表としてワールドカップ3回出場(1998年フランス大会、2002年日韓大会、06年ドイツ大会)を誇るほか、欧州クラブで功績を残した日本サッカー界きってのカリスマ的存在。ベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)から98年にペルージャ(イタリア)へ移籍すると、2000-01シーズンには名門ASローマでスクデット(セリエA優勝)を達成。その後、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナとイタリアのクラブを渡り歩き、ボルトン・ワンダラーズ(イングランド)でプレーした。

 世界的な名声を得た中田氏はドイツW杯後の2006年夏に29歳の若さで現役引退。世界中をめぐり、さまざまな社会貢献活動を行ってきた。

 ドイツW杯のグル-プリーグ第3戦でブラジルに1-4で敗れて大会敗退が決定後、茫然とした表情でピッチに座り込んだあと、仰向けに横たわり、10分近く動かなかったシーンは人々の印象に今なお残る。

 福西氏は「何してるんだろうと思った」と回想。前園氏から「僕は前日に知った。本人からメールが来た。(引退を)全員知らなかったの?」と尋ねられると、「知らなかった」と明かした。

「選手は誰も知らない。ジーコ(監督)も知ってたのかな。負けて悔しいのは分かるけど、ちょうど挨拶に行く時だった。引退するというのはあとから知った。(ヒデは)言うタイプじゃないけど、言っとけばいいじゃんとは思った。『だったらヒデのために』となる。あの当時であの若さであれだけできて、引退するなんて絶対思わない。彼は決めていたけど、それを伝えないで自分でなんとかしようとしていた。俺は逆に言って、ぐっと近づいたほうが良かった。これは結果論。アイツらしいっちゃアイツらしい」

 また、福西氏は中田氏が「孤立」していたという噂に対しては、「それぞれを尊重する。ただそれだけ。孤立でもないし、話はする」と否定していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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