なでしこDFは「退場の可能性もあった」 ピンチで警告、海外反応…日本は「幸いだった」
FOOTBALL ZONE / 2024年4月7日 5時50分
■先制点を奪いながらも1-2と逆転される
なでしこジャパン(日本女子代表)は現地時間4月6日、国際大会「SheBelieves Cup(シービリーブスカップ)」の準決勝でアメリカと対戦。先制点を奪いながらも1-2と逆転され敗戦した試合で、注目を集めたファウルシーンがあった。
今年のパリ五輪への出場権を得ている日本は、強化の一環でアメリカの同大会へ。地元アメリカと準決勝で対戦するとキックオフ直後、背後へのボールに反応したFW清家貴子が開始30秒で先制ゴールを挙げる。
しかし、徐々にホームのアメリカのペースに飲み込まれると前半21分に自陣のミスでボールを失う。その流れからFWジェディン・ショーにミドルシュートを決められ、前半のうちにアメリカに追い付かれた。
後半もアメリカがボールを握る展開が続くと、同31分にMF杉田妃和が痛恨のPKを献上。キッカーを務めた相手主将のMFリンジー・ホランに蹴り込まれて1-2とついに逆転を許してしまった。
試合の中では、なでしこに軽率なファウルシーンも。前半29分、FWアレックス・モーガンに対しペナルティーエリア手前でチャンスを阻止したDF南萌夏にイエローカードが提示された。
この場面は日本が守備で後れを取っており、一歩間違えばDOGSO(通称ドグソ/Denying an Obvious Goal-Scoring Opportunity/決定的な得点機会の阻止)の可能性もあったことを米メディア「The Sporting News」も指摘する。
「アレックス・モーガンをペナルティーエリア外で地面に叩きつけ、アメリカのチャンスを阻止した南萌夏にイエローカードが提示された。ディフェンダーがカバーできる位置にいたのが幸いだった。そうでなければ、レッドカードの可能性もあった」
後半もアメリカ相手に厳しい試合を強いられた日本。パリ五輪へ向け、課題の浮き彫りになった一戦となった。SheBelieves Cupで日本は、現地時間4月9日に行われる3位決定戦に進むことになっている。(FOOTBALL ZONE編集部)
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