G大阪、鳥栖戦で2-1劇的勝利 元日本代表DF三浦弦太の後半AT勝ち越し弾で死闘制す

■鳥栖が先制もG大阪が前半終了間際に追い付いて2-1の勝利

　ガンバ大阪は4月14日、J1リーグ第8節でサガン鳥栖と対戦。前半41分には先制点を許したなか、20歳のFW坂本一彩が今季初ゴールで同点。両軍なかなか決め切れなかったなかで、後半アディショナルタイムにDF三浦弦太が勝ち越しゴール。劇的な2-1の勝利を飾った。

　G大阪は直近2試合で今季初の連敗を喫し、ホームに鳥栖を迎えた。一方の鳥栖は5戦勝ちなし（1分4敗）で20位に低迷。どちらも負けられない一戦となった。

　ボールを保持しつつ、FW宇佐美貴史を中心に4度の決定機を作り出したのはＧ大阪。だが、なかなか仕留めきれずにいた。そのなかで前半41分に先制点を許す。1点ビハインドで折り返しが濃厚かと思われた前半終了間際、宇佐美がゴール前に入れてDF三浦弦太のシュートを相手DFがはじくと、詰めていた坂本がゴールへと流し込む。相手は懸命に掻き出したが、VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）の介入を経てラインを割っていたとして、ゴールが認められた。

　坂本は今季初ゴール。パリ五輪世代としても注目の若手FWで、ここからのゴール量産も期待される。

　後半に入ってからは鳥栖が攻勢をかけるも同11分にG大阪がチャンスを掴む。坂本の縦パスにFWウェルトンが反応して抜け出すと一気に前線へ。これを相手MF堺屋佳介がペナルティーエリア付近で倒してDOGSO（Denying an Obvious Goal Scoring Opportunity。決定的な得点機会の阻止）で一発退場となった。判定はPKだったが、VAR介入後フリーキック（FK）へと変更。中央約15メートルの位置でキッカーは宇佐美が務めた。ふわりとした弾道でゴール左を狙ったが、これは相手GK朴一圭が右手一本の好セーブ。絶好のチャンスを決め切ることが出来なかった。

　そのなかで後半アディショナルタイム9分にG大阪が勝ち越し。DF三浦弦太がミドルシュートを決めて、劇的勝利を手にした。G大阪は5試合ぶりの白星で10位に浮上。鳥栖は2連敗で最下位を脱出できなかった。（FOOTBALL ZONE編集部）