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浦和で思わぬ受難「メンタル的に来る」 昨季飛躍から一転「悔しい」…プロ4年目の苦悩

FOOTBALL ZONE / 2024年4月21日 8時30分

■決定機でシュートミス&失点の起点になるボールロスト…MF伊藤敦樹が明かした心境

 浦和レッズは4月20日のJ1第9節でガンバ大阪をホームに迎え撃ち、攻撃が不発に終わる試合展開で0-1の敗戦。決定機でのシュートミスと失点の起点になるボールロストがあったMF伊藤敦樹は「メンタル的に来るものがある」と、落胆した様子だった。

 浦和はMF中島翔哉が今季初のスタメンに入り左ウイングをスタートポジションにとり、左インサイドハーフにはMF大久保智明が起用された。また、負傷から復帰したDFアレクサンダー・ショルツがキャプテンマークを巻いてプレーした。

 前半はボールを持ちながらチャンスを作り切れなかった。それでも、後方からのビルドアップや相手ボールの回収という点では良い部分も多く、相手にペナルティーエリア内でのチャンスは全く作らせなかった。

 後半も浦和がボールを持つ展開で立ち上がりの3分、右サイドへのサイドチェンジからFW前田直輝、伊藤、MFサミュエル・グスタフソンとつながるビッグチャンスを得たがシュートは枠外に飛んだ。さらに後半10分、両サイドを広く使った攻撃から最後はDF渡邊凌磨が上げたクロスに伊藤がフリーで合わせる決定機を迎えた。GKの上を超えてきたボールで、あとはゴール内に押し込むだけというチャンスだったがヘディングシュートはゴールポストを直撃した。

 そして後半33分、左サイドからMFサミュエル・グスタフソンが中央に入れたボールを受けた伊藤が縦への進出を狙ったところで相手にカットされカウンターに。そこからの失点が試合を決めるものになってしまった。グスタフソンのパスもかなり相手に近いところでのプレーを強いるものになったが、伊藤は「あのシーンはもう少しやれることがあったと思う。少し判断に迷ってしまい、前に運ぶ選択をしたところでタッチがデカくなったところで取られてカウンター。今日の試合を崩してしまった」と消沈した様子だった。

 そして試合を終え「まず結果がすべてで、決められなかったことも失点に絡んだのも、そこで評価されるのがサッカー。悔しいし、印象も良くないと思う」とこぼした。

■昨季は日本代表でのデビューや初ゴールも記録してブレイク

 今季、ペア・マティアス・ヘグモ監督が就任して4-3-3システムが導入され、伊藤は右のインサイドハーフで出場を続けている。指揮官は、就任前に昨季の浦和を映像で分析している時点で「伊藤敦樹に高い能力があることが分かっていた」と話すなど、プレシーズンの時点から信頼を受けている状態にあった。一方で、なかなか前線に進出するプレーは噛み合わず、失点に絡んだプレーをヘグモ監督から名指しで指摘されることもあった。昨季は日本代表でのデビューや初ゴールも記録してブレイクした感があるが、今季は苦しい時期が続いている。

 それだけに伊藤は「個人としてもチームとしても、これまでの試合に比べれば上手くいっていた分、もったいなかった。あそこから失点してしまって、今シーズン始まって自分としてもうまくいっていないのが続いていて、メンタル的に色々と来るものがある」と沈痛の面持ちだった。

 185センチの長身と恵まれ、相手のダニエル・ポヤトス監督も「伊藤選手のように止まらずに走れることは脅威だと思う」と話した。ポテンシャルは間違いないだけに、ここで1つ殻を破れるかどうか。プロ4年目の今季、個人としても正念場を迎えていると言えるのかもしれない。(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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