U-23日本が19歳FWのヘッドで被弾 身長10cm差を物ともせず…元日本代表も驚き「すごい」

■アル・ラウィが打点の高いヘディングで同点

　大岩剛監督が率いるU-23日本代表は4月25日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ（杯）準々決勝でカタールと対戦。開始2分で先制した日本だったが、カタールFWの打点の高いヘディング弾で同点とされた。元日本代表FW水沼貴史氏も「今のはすごかった」と驚きを露わにしている。

　U-23アジア杯は、16チームを4組に分けたグループリーグを実施して各組の2位以上が準々決勝に進出。パリ五輪へは3位以内のチームが出場権を獲得し、4位のチームはギニアとの大陸間プレーオフに回る。

　日本はグループリーグ2勝1敗でB組2位となり、決勝トーナメント初戦で開催国カタール（A組1位）と対戦。前半2分、前線でMF山田楓喜が素早いプレスでボールを奪うと右45度の位置からカットインし、左足でニアを打ち抜いた。

　先制した日本だったが、カタールも反撃。右サイドから入れたクロスに19歳FWアハメド・アル・ラウィが打点の高いヘディングでのゴールを決めて同点とされた。この場面でマークを付いていたDF関根大輝の対応をしのぐ形となった。

　スポーツチャンネル「DAZN」で解説を務めた水沼氏は「身体の強さ首の強さ。今のはすごかった」と驚きを示しつつ「カタールはやはり個がありますね。単発で点を取ってしまう」とチームの特徴を解説した。

　アル・ラウィはカタール1部アル・ラヤーン所属で、日本代表DF谷口彰悟とチームメイトでもある。またマークしていた関根（187センチ）より10センチ背の低いアル・ラウィ（177センチ）だったが、その跳躍力は元日本代表をも驚愕させたようだ。（FOOTBALL ZONE編集部）