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ぴいぷる 女優・歌手、大竹しのぶ 舞台にキラキラ少女の瞳「みんなで素晴らしいものを作り上げる面白さは…やっぱり舞台じゃないと」

zakzak by夕刊フジ / 2024年10月24日 6時31分

キャストはほぼ固定されていたが、大竹とピアニスト役の朴勝哲以外の5人が変更になり、新たな息吹が注がれた。

「今までのキャストの声の高さや、どういう芝居をするかが記憶に残っていたので、そこが全部取っ払われて、また新しい気持ちになりました」

舞台とバランスよく映像作品もやりたいと切実に言うが、「大きな笑い声など観客の反応で役者は調子に乗って、いくらでも成長できる」と、舞台の話になると、少女のように目を輝かせる。

すてきな人との 出会いが楽しい

「舞台は何回もできますし、お稽古も1カ月以上できて、楽しい遊びみたいな感じ。『これをこうやったらこうなるかもね』『いや、ちょっと待って、これをこうしたらこうなるんじゃない』『じゃあここに向かって頑張ろう』って、みんなで一緒に素晴らしいものを作り上げるっていう面白さは、やっぱり舞台じゃないと味わえない」

デビュー映画「青春の門」(75年)では吉永小百合、仲代達矢、小林旭ら大スターと共演。前述の「もとの黙阿弥」では片岡仁左衛門(当時・孝夫)や水谷八重子(当時・良重)ら歌舞伎や新派の名優と舞台に立ってきたが、気後れせず楽しんでいるという。

「すてきな人やすごい人に出会うのは、楽しいですよ。いい監督とか、いい役者さんとか。そばにいて話したいと思うほうなので気後れなく話してました。舞台が始まる5分前も、緊張せず楽しんでます」

たくさん人と出会い、一緒に芝居を作り上げ、今また新たなチームを迎えた。観客も〝一役〟担ったワクワクする舞台は間もなく幕が上がる。

■大竹しのぶ(おおたけ・しのぶ) 女優・歌手。1957年7月17日生まれ、67歳。東京都出身。75年に映画「青春の門―筑豊編―」で本格デビュー。同年、NHK連続テレビ小説「水色の時」のヒロインに抜擢(ばってき)されて注目される。2011年に紫綬褒章を受章。近年の出演作に舞台「ピアフ」(11年初演)、「スウィーニー・トッド」(24年)、映画「ヘルドッグス」(22年)、ドラマ「海のはじまり」(24年、フジテレビ系)など。

主演舞台「太鼓たたいて笛ふいて」東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて11月1日初日

大阪、福岡、名古屋、山形へ巡回

井上ひさし生誕90年、こまつ座第152回公演「太鼓たたいて笛ふいて」は、11月1~30日=東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA▷12月4~8日=大阪・新歌舞伎座▷同14、15日=福岡・キャナルシティ劇場▷同21、22日=名古屋・ウインクあいち▷同25日=山形・やまぎん県民ホール。

【東京公演「読者割引」あり】

問い合わせ:こまつ座 03・3862・5941

(ペン・佐藤栄二/カメラ・福岡諒祠)

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