歌姫伝説 中森明菜の軌跡と奇跡 2002年〝明菜のスキンヘッド〟の衝撃、20周年飾る全国ツアーに意欲 台湾、香港からもオファー舞い込むが…「アジア・ツアー構想」
zakzak by夕刊フジ / 2024年4月23日 11時0分
2002年。ユニバーサルミュージックに移籍した中森明菜は2年4カ月ぶりのアルバム「ZERO album~歌姫Ⅱ」(3月20日発売)を引っ提げてのコンサートツアーも行った。
イベント関係者は「アルバム発売2カ月後の5月末からスタートしました。東京・新宿の東京厚生年金会館に始まり、7月の千葉・松戸(森のホール21)まで全国で14公演。メジャー・レーベルに移籍して、しかも歌手生活20周年の節目を飾るとあって、明菜もこれまでになく意欲的だったように記憶しています」と当時を振り返る。
アルバムは初回出荷分(15万枚)を発売週に売り切ってしまうほどのセールスとなった。東京・池袋の東武百貨店内にあるCDショップ「五番街」の販売担当者(当時)は語る。
「あの時はおそらく、どこの店でも枚数を絞って入荷していたのではないでしょうか。というのは、基本的に初回の入荷は過去のセールスを参考にしていますから。明菜さんの場合、もちろん移籍第1弾という話題はあっても、店側は『この程度だろう』という数字を出します。初回出荷が15万枚とは強気だと思いますが、結果として初回分を売り切ってしまったのはすごかった。確かに当初の予想を上回るセールスでした。実際、再入荷までに欠品状態が数日間、続いたと思います」
ユーザーにとって明菜のスキンヘッドのジャケットは衝撃的だった。
「改めて思ったのは選曲はもちろん、ジャケットのインパクトの大きさでしょう。頭を丸めた明菜なんてビックリでしたよ。アーティストとしての明菜の才能がよく表現されていました」(前出の販売担当者)
明菜も「多くの方に喜んでいただける結果を残せた」と振り返っていたほどだが、CDショップにとっても明菜復活ののろしになったようだ。
そんな中で発表されたのがコンサート・ツアーだったわけだが、そこで噂になったのが、明菜としては初の「アジア・ツアー構想」だ。音楽関係者が言う。
「そもそも『歌姫Ⅱ』は香港や台湾でも発売されましたからね。ユニバーサルも10万枚を出荷するほどで、とにかく評判になったことが大きかった。というのも、1985年と86年に2年連続で日本レコード大賞を獲得するなど、80年代のアイドル界を席巻し、アジアでも広く知られていました。それが『歌姫Ⅱ』で再び脚光を浴び、台湾や香港のプロモーターからツアーのオファーが舞い込んできたそうです。おそらくアルバムの中で山口百恵や松田聖子、高橋真梨子、テレサ・テンの作品をカバーしていたことも拍車をかけたのかもしれません」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
中森明菜デビュー42周年! ベスト盤発売日にデビュー曲「スローモーション」新旧映像をYouTube公開
クランクイン! / 2024年5月1日 18時10分
-
のん、中森明菜と「同じ誕生日」が縁でオファー舞い込む
Entame Plex / 2024年4月25日 15時0分
-
松田聖子へのライバル意識はなかった「中森明菜は2番手、3番手」立ち位置を示した恩人のアドバイス
週刊女性PRIME / 2024年4月23日 21時0分
-
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
NEWSポストセブン / 2024年4月22日 7時15分
-
「顔も声も似てる」中森明菜、セルフカバー曲の歌唱シーンが“そっくり”と話題の女性芸人
週刊女性PRIME / 2024年4月10日 21時0分
ランキング
-
1人気バンドマン 「ラヴィット」生放送でライブチケット1600枚売れ残っていると告白 スタジオどよめく
スポニチアネックス / 2024年5月3日 13時23分
-
2長渕剛が『とんぼ』歌唱前に熱弁6分「僕の歌は弱虫の歌」「あー苦しんで良かった」
東スポWEB / 2024年5月3日 23時51分
-
3「なんかガリガリ」第4子妊娠の元モー娘。の“激ヤセ”姿に心配の声続出、過去にも体重激変
週刊女性PRIME / 2024年5月3日 17時0分
-
4「まことお兄さん」トレンド入り モンスターボックス優勝、ママ大声援「子供と応援」「かっこよかった」
スポニチアネックス / 2024年5月3日 22時59分
-
5草彅剛主演「碁盤斬り」がイタリア映画祭で〝批評家賞〟 白石和彌監督「みなさんのおかげです!」
東スポWEB / 2024年5月3日 22時30分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください