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インド政府の密命「暗殺部隊」がカナダで暗躍か シーク教徒独立運動に関わった男性殺害、3容疑者を逮捕 米でも1人起訴

zakzak by夕刊フジ / 2024年5月7日 6時30分

カナダ国内で昨年6月、インドでのシーク教徒独立運動に関わった男性が殺害された事件で、カナダ警察はインド国籍の容疑者3人を逮捕した。カナダ放送協会(CBC)が報じた。警察はインド政府から指令を受けた「暗殺部隊」のメンバーとみている。

カナダのトルドー首相が昨年9月、インド政府が関与した可能性を指摘したことで両国関係が急速に冷え込むなど、事件はカナダとインドの外交問題に発展した。

また、米国でもシーク教徒暗殺計画にインドの情報機関が関与した疑いが浮上し、米政府が懸念を示す事態となっている。

カナダ警察に逮捕されたのはカランプリート・シン、カマラプリート・シン、カラン・ブラルの3容疑者。いずれもインド国籍で、2021年に学生ビザ(査証)などでカナダに入国。警察は他に関与した人物がいないか調べているという。

3容疑者は昨年6月18日、カナダ国籍でインド系のハルディープ・シン・ニジャル氏=当時(45)=をカナダ西部のシーク教寺院駐車場で銃撃し、死亡させた疑いがもたれている。

カナダ放送協会(CBC)は警察関係者の話として、暗殺部隊のメンバーがそれぞれ「銃撃」「運転」「見張り」と役割を分担していたと伝えた。警察は数カ月前に部隊の存在を把握し、捜査していた。カナダ国内での他の殺人事件3件にも関与した可能性があるとみているという。

インド政府は過激派幹部とされるニジャル氏を「テロリスト」に指定していたが、殺害への関与は否定した。ニジャル氏はインドからシーク教国家を分離し、パンジャブ州の一部などで独立国「カリスタン」設立を目指す著名な活動家だった。

一方、米司法省は4月29日、シーク教徒の独立運動に関わる米国在住の男性を殺し屋に殺害させようとしたとして、ニクヒル・グプタ被告(52)を起訴したと発表した。被告はインド政府当局者と協力し、インド系米国人の殺害計画に関与したとされる。

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