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大谷翔平、メジャー通算176号 軽々と名スカウトの「未来予想図」超え イメージは高橋由伸みたいな中距離打者だった

zakzak by夕刊フジ / 2024年4月23日 11時47分

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手(29)が、ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(49)を抜いて日本選手最多となるメジャー通算176号本塁打をマーク。花巻東高(岩手)時代に投打の才能を見抜きプロでの二刀流を提案した古巣日本ハムの名スカウトでさえも、当時の未来予想図を軽々と超えて世界的スラッガーに成長した姿に目を見張っている。 (片岡将)

わずか725戦で「ゴジラ」超え

松井氏が大リーグで1236試合かけて積み重ねた175発を、わずか725試合で超えてみせた日本の後輩は、メジャー通算38勝の投手を兼ねる二刀流だった。「最近になって、松井さんがどれくらい打っていたかを知ってからは目標にしていたし、早く打ちたいと思っていた」と大谷。

ひとつの節目をクリアして「個人的にはもっともっとたくさん打つつもりでいる」と力強く語る姿に、目を細めるのは日本ハム・山田正雄スカウト顧問(79)だ。大谷のドラフト時にはゼネラルマネジャーの要職を務めながら、担当スカウトとしてメジャー志望の大谷と粘り強く入団交渉にあたった。

「大谷を初めて見たのは高3の選抜に出たとき。その前からスカウトからは『花巻東にすごい選手がいます』とは聞いていたんだけど、実際に見て『確かにすげえな』って思った」。2012年春の甲子園で、大阪桐蔭高・藤浪晋太郎投手(29)=現メッツ=から放った、右越えの本塁打が強く印象に残った。

打率も両リーグ首位・368

「でも、その時点でのイメージは中距離打者。スカウトはその選手のプロ入り後の理想形を頭に思い描いて獲る。大谷に関しては『高橋由伸みたいになってくれたら』って思っていたね」と山田顧問。同じ右投げ左打ちで巨人で通算312本塁打、打率・291の高橋由伸(元巨人)のような広角に打てる万能打者への成長を期待していたというが、「まさか高橋も松井も超える打者になるなんて想像してなかった。でも、今年は打率もすごいからね」と笑う。

もっか打率・368は両リーグトップ。名スカウトが見込んだ通りの巧打をメジャーでも見せつけつつ、そのうえ想定をはるかに超えた長打でも世界を圧倒する野球の天才は、打者に専念する今季どこまで高みに上り詰めるのか。

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