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元文春エース記者 竜太郎が見た! 新会社設立「嵐」〝再始動〟が起爆剤か 性加害問題が足かせの旧ジャニに光、テレビ営業で苦戦「福田淳社長を毛嫌い…抵抗勢力」も

zakzak by夕刊フジ / 2024年4月23日 6時30分

故ジャニー喜多川氏の性加害問題は、旧ジャニーズ事務所(現スマイルアップ)が新体制に変わっても、いまだに重い足かせとなっている。

4月17日、NHKの稲葉延雄会長はスタート・エンターテイメント社(※旧ジャニーズのタレントマネジメント会社、以下スタート社)を含む所属タレントの新規契約を行わないと改めて明言。被害者補償と再発防止の実施を確認して、今後、旧ジャニーズタレントに出演依頼をするかどうかを決めていくとした。

「民放とジャニーズの癒着に目が行きがちですが、ジャニー氏が最も好きだったのがNHK。実質ジャニーズJr.しか男性は出演できない『ザ少年倶楽部』は、長年批判されていたにも関わらず23年間も続き、レッスン場を提供していた局内で練習生がジャニー氏から複数回性加害を受けていたことが発覚しました」(NHK関係者)

毎年5、6組出演する「NHK紅白歌合戦」も昨年末の回はゼロ。旧ジャニーズ勢がメインのレギュラー番組8本が年度末で打ち切りとなった。

「エージェント契約を推進するスタート社ですが、特にテレビの営業で苦戦しています。それは性加害とは別の問題で、改革派の福田淳社長を毛嫌いする芸能関係者が抵抗勢力となっているのが一因。独立時にもめた女優ののんを支援した福田氏は、彼らからすれば仮想敵なのです」(芸能関係者)

そうした状況のもと4月19日、「嵐」がスタート社とグループエージェント契約を結んだことが発表された。2020年に活動を休止している「嵐」は10日に「株式会社嵐」設立を発表したばかり。活動休止中の大野智や昨秋に旧ジャニーズ事務所を退所した二宮和也も名を連ねている。ちなみに新会社社長はNHK出身の弁護士、四宮隆史氏が就任した。

「嵐」は今年11月にCDデビュー25周年を迎えるが、キーパーソンとなるのがリーダーの大野だ。

「大野は釣り好きが高じて宮古島へ半移住し、リゾート経営に乗り出すなど、完全に芸能界から距離を置いていました。このまま『嵐』の活動が消滅してしまうのではと心配されていましたが、新会社設立や契約の話し合いでメンバー間のコミュニケーションが活発になり、今後の見通しがついた。ステージ演出を担当する松本潤も意欲満々で、11月に全国ドームツアーをする計画が持ち上がっています」(別の芸能関係者)

「嵐」再始動となれば、世間が両手を挙げて歓迎する大ニュースである。スタート社にとっても、これまでのネガティブな印象が一気に吹き飛ぶ起爆剤になるに違いない。さて、本当に実現するのかどうか、気になるところである。

■中村竜太郎(なかむら・りゅうたろう) ジャーナリスト。1964年1月19日生まれ。大学卒業後、会社員を経て、95年から文藝春秋「週刊文春」編集部で勤務。NHKプロデューサーの巨額横領事件やASKAの薬物疑惑など数多くのスクープを飛ばし、「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」の大賞受賞は3回と歴代最多。2014年末に独立。16年に著書「スクープ! 週刊文春エース記者の取材メモ」(文藝春秋)を出版。

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