日本の解き方 霞が関の官僚が嫌がる自民総裁候補は 言う通りにする人が最も好都合 進次郎氏は何を言うかで要注意 河野氏と高市氏は「鬼門」

石破氏、茂木氏は政治経験が豊富なので、時たま変わったことを言うが、官僚の扱いにも慣れている。逆に官僚としても想定内なので、官僚が敷いた路線から大きく逸脱することはなく、無難な存在だ。

官僚にとって鬼門は河野氏、高市氏ではないか。ネット上には河野氏が官僚を怒鳴りつけるような音声も流れており、よほどウマが合う官僚を除いて周囲はかなりビリビリするだろう。

高市氏は政策に関して勉強家なので、河野氏とは違った意味で、官僚は高いレベルの政策立案能力が求められる。

以上は、閣僚経験などからの話だが、政策立案能力があり、いつでも首相と連絡ができる外部有識者を有しているかどうかもポイントだ。そういう人がいると官僚は煙たがるものだ。　（元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一）

【自民党総裁選に出馬意欲を示している議員】

青山繁晴参院議員（72）

石破茂元幹事長（67）

加藤勝信元官房長官（68）

上川陽子外相（71）

小泉進次郎元環境相（43）

河野太郎デジタル相（61）

小林鷹之前経済安保相（49）

斎藤健経産相（65）

高市早苗経済安保相（63）

野田聖子元総務相（64）

林芳正官房長官（63）

茂木敏充幹事長（68）