阿部監督の打撃改革か偶然か…巨人の“激増した打球” 昨季11位→1位の「51.1%」
Full-Count / 2024年4月11日 18時18分
■チーム別のゴロ打球割合で巨人は12球団トップの51.1%、昨季11位から激増
阿部慎之助新監督が就任した巨人は、開幕10試合を終えて5勝5敗と五分の船出となった。そんな中、セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAが興味深いデータを提示。まだシーズン序盤とはいえ、巨人の打者のゴロ打球割合が昨年より大きく増加している。
DELTAによると、チーム別のゴロ打球割合で巨人は12球団トップの51.1%。昨季の42.2%から大きく増加していることがわかる。2位には中日の50.7%(昨季48.8%)、3位にはヤクルトの50.4%(47.5%)と続き、最下位はロッテの40.1%(昨季42.1%)。巨人は、昨季の11位から1位に急上昇している。
このデータは、阿部監督による打撃改革なのか、はたまた偶然なのか。まだシーズン序盤のため、答え合わせはまだ先になりそうだ。一方、今シースンは両リーグともに本塁打、長打が激減していることが大きな話題に。そんな中、巨人はリーグトップの打率.246、同2位タイとなる5本塁打をマークしている。
DELTAがデータを公式X(旧ツイッター)に投稿すると、ファンも反応。「巨人さん今後どーなるか」「巨人はわざとやってる」「色んな意味で今年の巨人がどうなるか楽しみ」「去年のあっけないフライアウトばっかよりマシだわ」と様々な声が寄せられている。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。
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