貧打の虎を悩ます深刻な“4番問題” 勝率5割復帰も…12球団ワーストの「.154」
Full-Count / 2024年4月19日 15時3分
■昨季全143試合で4番に座った大山がまさかの不振…ファンからは暖かいエール
14日の中日戦(バンテリンドーム)から引き分け1つを挟んで3連勝中と勢いが出てきた阪神だが、深刻な“4番事情”に悩まされている。今季、4番に座った打者の打率.154は12球団ワーストの成績。昨季は全143試合で4番を任された大山悠輔内野手が今季も18試合中、17試合で4番に入っているが、本調子には程遠い状態だ。ファンからは主砲の復調を願う声が相次いでいる(成績はすべて18日現在)。
リーグ戦18試合を終え、12球団ワーストのチーム打率.207と苦しんでいる阪神打線。その中でも目立つのは4番打者の不振だ。今季は開幕から14試合続けて大山が起用されてきたが、14日の中日戦で岡田彰布監督は佐藤輝明内野手を抜擢。この試合で佐藤輝は4打数無安打、1三振に終わると、16日の巨人戦(甲子園)からは再び大山を4番に戻している。
チーム別の4番打者成績を見ても、本塁打ゼロは阪神、楽天、広島、ロッテの4球団(トップは巨人、オリックス、ソフトバンクの3球団)。打点2は楽天、DeNAと並んでワースト(トップはソフトバンクの16)だ。三振20も12球団で最も多い数字になっている。
昨季は全試合で4番に座り、打率.288、19本塁打、78打点、出塁率.403の成績を残して最高出塁率のタイトルを獲得した大山。阪神打線の中心であることは疑いようがない。SNSでも「誰が何を言おうと虎の4番は大山! 今は苦しいと思うけど、また大歓声を浴びる活躍が見たい! 阪神ファンはみんな信じてる」「重圧の大きい阪神の4番を張り続けてる上に、常に全力疾走、守備でも助けてくれてる」「阪神の4番はいつ復活してくれるかな 辛抱やなぁ」と、一日も早い復活を望むコメントが集まっている。
昨季の日本一チームは開幕から波に乗れなかったが、ここにきて上昇の気配を漂わせている。チームの柱が本来の力を発揮すれば、その勢いはより加速するだろう。(Full-Count編集部)
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