結成10周年を迎えた『GARNiDELiA』ベスト盤を提げた全国ツアーがいよいよスタート「インディーズ時代の曲」「2人きりの演出」などレア感満載！

ガジェット通信 / 2020年2月5日 18時0分

2010年に結成され、今年10年目を迎える「GARNiDELiA」（ガルニデリア）。美しくパワフルな高音と高い表現力のボーカルが魅力のMARiA（メイリア）さんと、ジャンルを超越したとにかくクールな曲作り＆パフォーマンスを見せるtoku（とく）さんによる音楽ユニットです。

昨年12月にはデビュー後5年の集大成となるベストアルバム『GARNiDELiA BEST』をリリース。アルバムを提げた全国ツアー『GARNiDELiA 10th ANNIVERSARY stellacage tour 2020「star trail」』を展開中です。4月4日(土)には、東京都「渋谷クラブクアトロ」での追加公演も決定！

MARiAさん、tokuさんにツアーにかける想い、10年間の振り返りなどお話を伺いました！

――いよいよ全国ツアーがはじまりましたが、ベストアルバムを提げてのツアーという事で、セットリストを作るのはかなり大変だったのでは無いですか？

MARiA：ベスト盤はデビューしてからの5年間の楽曲が収められているのですが、GARNiDELiAが活動をはじめてから10周年でもあるので、普段あまりやらない楽曲を入れたり、インディーズ時代の楽曲とかも引っ張り出してきて。本当は全部やりたいくらいなんですけど、そうはいかないので。これまでの歴史を振り返りつつ、選び抜いた大切な子たちをお届けします。

どうしてもやりたい曲が東京だけでは収まらないので、ツアーで良かったなって思っています。東京でやれなかった曲は地方に持っていくつもりですし、セットリストも場所によって変える予定なので、出来る限り多くて来てね！っていう感じですね（笑）。

――全通だったり、何公演か行く予定の方には嬉しい演出ですよね。久しぶりの楽曲はすぐに勘が戻りましたか？

toku：本当に何年振りかっていう曲が多くて、懐かしさを感じながらリハーサルしています。

MARiA：私たちにとっても「あの時こんな事あったな」とか制作の過程を思い出して、すでにジーンときちゃっています。同じ様に演奏して、歌っても、あの時とは何かが違っていると思うので、より進化されたパフォーマンスを感じてもらえる様に頑張ります。最近私たちを知ってくださった方からすると、知らない曲もあると思うし、知ってもらえる機会になれば嬉しいです。

――6月28日の京都まで長いツアーで、全国各地をまわりますから、遠方でこれまでGARNiDELiAのライブに行けなかったファンの肩にも嬉しいですよね。

toku：初めて行く場所も多いので、たくさんの方にお会い出来るのが楽しみですし、どんな盛り上がりをしてくれるかなとドキドキしています。

MARiA：美味しいもの食べるのも楽しみだよね。あと、私たちってインディーズ自体から、2人きりでライブをすることってあまりなかったんです。ライブはサポートのメンバーさんに入ってもらっていましたし、イベントも仲間たちと一緒にやっていたり、意外と2人だけの時間って無かったなと思って。今回のツアーでは、2人だけの時間や2人からの言葉を届けたいな。

toku：編成も色々変えていてたり、普段は見れないパフォーマンスが見れると思うので。

MARiA：「2人だけの旅」みたいな。逆にエモいかなって思っています（笑）。

――10年という期間を2人で過ごしてきて、お互いここが変わったな/成長したなという事はありますか？

MARiA：そうですねえ、あんまり変わっていないよね？

toku：伝えたい事はずっと変わってないね。関わる人は増えたかもしれないけど。

MARiA：そうだね、制作が効率的になったりとか、そういう環境の変化はありますけど。お互い見た目も変わっていないしね。ちょっとだけ、ちょっと年とったなってくらい（笑）。

toku：ちょっとだけね（笑）。昔は、サブカルはやっぱりサブカルだったけど、今は本当にカルチャーの捉え方が広くなって、より多くの人に聴いてもらえる様になった分、そのフィードバックを新しい曲に取り入れたりだとか、そういう事変化はありますね。

――確かにGARNiDELiAが結成されたからの10年って一番ネットやSNSの変化が大きかった期間だと思いますし、その影響も大きそうですね。

MARiA：この10年間で、SNSやYouTubeネットメディアでどうみんなに知ってもらうかが企画の中心になってきましたよね。ネットの環境が一番変化した10年かもしれません。GARNiDELiA も約4年前に『極楽浄土』という曲を出したことがきっかけで、バーンとっ中華圏のお客様が増えて、「Weibo（ウェイボー）」のフォロワーが200万人いたりして。これもネットの力ですよね。そうやって多くの海外の方が自分たちの曲を聴いてくれる、観てくれることによって、やはり作品作りも意識しますし。日本に向けて、中華圏に向けてとアプローチの仕方を変えていたりもします。

toku：セットリストの作り方とかも全然変えていて、ウケ方とか反応も違ったりして。中国の企業からタイアップの依頼があったりするのですが、ものづくりの進め方も違うので面白いですし、刺激になりますね。

――MARiAさんのインスタのコメントを観ていてもそうですが、中国のファンの方って愛情表現がストレートで熱烈ですよね！

MARiA：そうなんですよ！　めっちゃ「俺の嫁」って言われてます（笑）。

――（笑）。

MARiA：そうやって言われたり「可愛い！」と褒めていただくのも最初はちょっと戸惑ったのですが、最近は慣れてきて、すごく嬉しいです。中国のライブに日本のファンの方がきてくれると「ガルデニって今こんな感じなんだ！」ってびっくりするみたいです（笑）。

――そうやってとにかく盛り上がるGARNiDELiAとクールなGARNiDELiA、色々な表情があってとても素敵です。

MARiA：私たちの作る音楽や詩のメッセージはずっと変わらない、一貫したものではあると思うのですが、まだGARNiDELiAを知らない方への届け方とか見せ方を増やして、新しい表現が出来る一年になると思っています。1月25日のライブでも新しい発表はありますし、全国ツアー中にも色々発表していく予定なので、それを見逃さない為にもライブにぜひ来ていただきたいです。大きなチャレンジも発表しますし、それに向かっていく全国ツアーだと思っているので。もう、はやく言いたくてウズウズしています！　本当に楽しみです！

toku：ネットで僕たちの事を知ってくれて、観て、応援してくれて、本当にいつも感謝しています。でも、このツアーではリアルで、生で音楽と言葉を受け止めて欲しいという気持ちがあるので、ぜひ遊びに来てください。

――今日は楽しいお話をありがとうございました！