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タブレットでも「密」な写真は撮れる!? 人口流動分析上昇の川崎市モトスミ・ブレーメン商店街に行ってきた

ガジェット通信 / 2020年5月7日 15時0分

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐために緊急事態宣言が出されて以降、人との接触を8割減らすことが目標として示されたことにより、各地の商店街の人流が注目されています。また、一部メディアでは、「人々でごった返す街並み」の写真や映像を撮るため、現地にスタッフを派遣しており、その姿がTwitterで報告されるケースも見られます。

※参考記事 カメラ撮影のトリックでこんなにも現実が歪められます

https://getnews.jp/archives/2519841 [リンク]

とはいえ、現地取材はメディアの基本でもあります。ここでは、筆者が神奈川県川崎市のモトスミ・ブレーメン商店街の2020年5月6日お昼ごろの模様をお伝えすると共に、タブレットのカメラ機能でどこまで「密」な写真が撮影できるのか検証してみました。

東急東横線・目黒線の元住吉駅から西へと伸びるモトスミ・ブレーメン商店街は、約550mほどの長さで約180店舗が集中しています。神奈川県が実施している外出自粛要請後の人口流動分析では、2020年4月19日15時の人出が1月18日~2月14日の平均と比較して1%増となっていました。

これは、隣駅である武蔵小杉・日吉の商業施設が臨時休業となり、スーパー・100均ショップ・書店などがまだ営業している店舗の多いブレーメン商店街へと買い物客が集まるという側面もあります。

県によると、5月5日15時時点の比較は以下の通りでした。

前日との比較

-0.8%

事態宣言前(4月7日15時時点)との比較

7.1%

感染拡大以前(1月18日から2月14日の休日の平均データ)との比較

-7.6%

当日、筆者は正午前に元住吉駅前に到着。時折雨が降る天候ということもあり、体感値としては普段の人出の3割程度という印象でした。

撮影に用いたのは、『Huawei d-01K』。カメラは約800万画素で、最大約4.0倍のズーム(光学+デジタル)が撮影可能です。

横浜銀行元住吉支店前から約4.0倍にして撮影してみると、「ちょっとこれは“密”なのでは!?」という写真になります。実際、通常の休日だとかなりごった返すエリアで、「自粛効果が利いてない!」と感じてしまう人もいるかもしれません。

ですが、同じ場所からズームを使わずに撮影してみると……。このように、人々がそれなりに距離を取って歩いているように見えます。実際、家族連れなどが並んで歩いている程度で、人々が「密集」しているような状態とは言い難い状態でした。

ちなみに、『ブレーメンの音楽隊』を模したアーチは、約20mおきに立てられています。

このように、本格的なプロが使う一眼レフでなく、スマートフォンやタブレットでも「密」のような印象を与える写真の撮影は可能なので、各SNSやメディアの写真を見る時には、撮影者がどのような意図を持って撮っているのか、注意する必要があるのではないでしょうか。

ちなみに、ドイツ・ブレーメン市にある商店街ロイドパサージュから友好の証として贈られた『ブレーメンの音楽隊』の像には、お手製と思われるマスクが着用されていました。

データ参考:緊急事態宣言後の県内人口流動分析(神奈川県ホームページ)

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/bu4/covid19/jinkoubunseki.html

―― 表現する人、つくる人応援メディア 『ガジェット通信(GetNews)』

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