国連公認ゲーム『Minecraft』の魅力

ガジェット通信 / 2012年11月28日 21時30分

mojang世界で3000万人以上がプレイしている『Minecraft』というゲームをご存知だろうか。パソコン版・Xbox 360版・Android版がリリースされている、サンドボックスと呼ばれるジャンルに分類される箱庭ゲームだ。箱庭ゲームと聞いてもピンと来ない人には、“ブロック世界開発ゲーム”と説明しておこう。

このゲームの世界は立方体のブロックで構成されており、プレイヤーが操作するキャラクターもレゴブロックの人形パーツのような姿をしている。地面・木・岩などのブロックは破壊したり、また新たに設置したりすることができる。プレイヤーは世界の形を自由に作り変えることができるのだ。

ゲームの目的は、この世界で自由に生活すること。一応、ある条件を満たすと流れるエンドロールはあるものの、ゲーム中に「あれをしろ、これをしろ」と指示されることはまったくない。腹が減ったら牛や豚などの(これまたレゴブロックのパーツのような)動物を狩って得た肉を焼いて食べたり、あなたがベジタリアンなら小麦を焼いてパンやケーキを作って食べるのもいいだろう。くつろげる場所が欲しくなったら土をかまどで焼いてレンガを作り、それを積み上げて家を建てよう。そして砂を焼いて作ったガラスを窓にはめ込み、木からベッドや本棚を作って部屋の中を飾るのだ。庭には苗を植えて木を育てようか。娯楽が欲しくなったらジェットコースターだって作れる。平穏な日々に飽きたら、剣と鎧を装備してドラゴンを倒しに旅立とう――。

だいぶ前置きが長くなってしまったが、このように自由度の高いブロック世界開発ゲーム『Minecraft』は、都市化と居住の問題に取り組む“国連人間居住計画”(UN-Habitat)にも認められ、未発展地域の都市開発計画に利用されているのだ。

本作の開発元であるMojangとUN-Habitatが推進する『Block by Block』プロジェクトは、2016年までに世界300の地域を『Minecraft』上で再現することを目標に掲げている。プレイヤーは実際の町並みそっくりに再現されたバーチャルなブロック世界を歩き回り、自由に作り変えることができる。既にプロジェクトの試験段階として、ナイロビ郊外のスラム街・キベラ地区が再現されている。それが上の画像だ。これにより、地域に住む若者も楽しみながら都市開発計画の立案に参加できるようになるというわけだ。

筆者がこの“ゲーム”をプレイして都市開発計画に参画できるとしたら、まずは木を植えて砂漠を緑化して、電車に見立てたトロッコを通して、それからパソコンを買えない貧困地域の住民を富ませるために、石油が湧き出るMODを作って、インターネット回線を引いて……。あれ、なんだかリアルとバーチャルの区別がつかなくなってきたような? 都市開発計画ってムズカシイネ!

参考動画

Reproduction project of Tokyo Disneyland in Minecraft (1/2)(YouTube)

http://youtu.be/2aQ28yLZ2bA

自由度が高すぎる究極の自己満足ゲームだが、その気になれば東京ディズニーランドだって作れる。ちなみに筆者の場合は、城を作ろうと意気込んで始めてみたものの、大きな山をひとつ崩して更地にした時点で満足して遊ぶのを止めてしまった。ああ、意志薄弱……。

画像:Mojang公式リリースより引用

http://www.mojang.com/2012/09/mojang-and-un-presents-block-by-block/



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