万が一の日に備えて……「忘れられない思い出をスキャニングして持ち歩く」という方法

ガジェット通信 / 2013年2月15日 18時0分

万が一の日に備えて……「忘れられない思い出をスキャニングして持ち歩く」という方法

東日本大震災以降、さまざまな形で防災意識が高まっている。その中のひとつが、貸金庫やトランクルームの活用だ。万が一を考えて、貴重品は安全な場所に預けておきたいというニーズが高まっており、中には、震災後の顧客からの問い合わせが5倍に増えた業者もいるとか。

「自分には大した財産もないし、関係ないね」と思っている君、本当にそうだろうか? 実は、失ってツライ思いをするのは、財産だけではない。多くの人が喪失感を覚えたのが「写真のアルバム」や「はがき」などの思い出の品だったという。確かに、津波で水に浸かった写真を修復するボランティアが活躍したのは、いろんなメディアで見聞きしたとおりだろう。

とはいえ、正直、アルバムや手紙などを貸金庫に預けるほど、懐に余裕がある人は多くはないのもまた事実。そこでオススメしたいのが、古い写真や手紙などをスキャンして、HDDやクラウド上にデジタルデータとして保存する方法だ。部屋も片付くし、これは一石二鳥に違いない!

ということで、早速、実践してみた。使用したのは、2012年11月30日に発売されたばかりの『ScanSnap iX500』。ドキュメントスキャナの大定番で、雑誌や単行本をデジタルデータ化する自炊派の人の必需品とまでいわれた『S1500/S1500M』の後継モデルだ。これは期待できる。

ScanSnap iX500

まずは、古い写真から保存。私がデジカメを本格的に使い始めたのは2000年頃からで、それ以前の写真は、紙焼き(印刷したもの)で残っている。若い人でも、子どもの頃の写真などは、紙焼きという人は多いはずだ。

紙焼きの写真

写真はできるだけ高画質で残したいので、画質がいい「スーパーファイン」を選択。画質をよくすれば、それだけスキャンには時間がかかると思いきや、『iX500』では特に変わらない。前機種よりも25%読み取り速度がアップしているため、カタログ値では片面25枚/分、両面50枚/分でスキャンできるのである。さすがは最新機種(本当に大切な写真は「A3キャリアシート」を使用)。

ちなみに、読み取り速度は接続したパソコンのスペックにも左右されるようで、L版の写真なら自分のパソコンでは、片面60枚/分という驚異的なスピード。サクサクと読み込まれていき、なんとも爽快だ。また、速いのに音が静かなのも特徴的。スキャン専用機にありがちな、やたらとデカい機械音が軽減されているのも嬉しい。

スキャンしたデータは、DropboxやSugarSyc、Evernoteなどのクラウドサービスに直接保存が可能だ。そこで、思い出データ専用のDropBoxを作成することにした。これなら、家族全員や友達がアクセスできて、離れて暮らしていたとしても同じアルバムを見ることができる。

データ保存場所の選択画面

スキャンした写真がこちら。十分に鑑賞に堪えられるレベルだ。

実際にスキャニングした写真

ちなみに、「iX500」なら、Wi-Fi機能を搭載しているので、無料専用アプリ「ScanSnap Connect Application」をインストールしたスマートフォンやタブレットがあれば、なんとパソコンを利用せずにスキャンができるのだ。

JPEG形式でスキャンした写真は、そのまま、スマートフォンやタブレットの写真フォルダに保存。この機能のお陰で、わざわざパソコンがある部屋にアルバムなどを持ち込まなくても、アルバムを保管している部屋で手軽にスキャンができるようになった。これは作業の場所を選ばず便利!

手軽にスキャン

もちろん、パソコンを使ってスキャンした写真を、Wi-Fi経由でスマートフォンやタブレットにデータを転送することもできる。

写真の保存が終わった後、長年溜まった年賀状をスキャンすることにした。人様から貰ったハガキや手紙って、思いが詰まっていて、なかなか捨てられないものである。それと、ハガキや手紙は、出すと自分の手元には残らないので、自分が出すはがきや手紙を事前にスキャンしておくというのも手だ。

はがきや手紙

なんだか、あまりにもスムーズなので、スキャンする行為自体が楽しくなってきて、ほかにも思い出の品がないかと探してみると……発見したのは、旅先の博物館や資料館、イベントなどのチケットやチラシ、資料など。これらの類いは、意外とかさばるし、よほどでない限りは整理しない(というか帰ってきた途端に邪魔に思える)。そんなときは、とりあえずスキャン。写真と一緒のフォルダに保存しておけばお手軽に旅の記録の一丁上がりだ。

旅の資料

子どもがいる家庭なら、初めて描いた絵、文字、通知表(大抵はサイズや材質なんかがバラバラ)などもスキャンしておくと、いい思い出となりそう。

元々は、「万が一に備えて、紙の思い出をデータ化して保存」と考えていたが、実際にデータ化することで、たまにしか見ない思い出を家族で共有できるという嬉しいメリットを再発見した。

一昔前は、パソコンを買ったらプリンターもセットで購入していたが、今は、「思い出のために」一家に一台『iX500』かもしれない。

ちなみに、3月31日までScanSnapシリーズの対象商品を購入&応募すれば、50000円分の商品券が抽選で当たる太っ腹なキャンペーンもやっているのでこちらも注目だ。

【関連リンク】

ScanSnap

http://scansnap.fujitsu.com/jp/

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