異才ジェームズ・ワンが令和の世に送り出す ホラー映画界の新たなるアイコン“G” その正体とは?
ガジェット通信 / 2021年10月30日 17時0分
『死霊館』ユニバースの生みの親で、『ソウ』や『インシディアス』シリーズなど数々の傑作ホラーを手掛けるなど、誰もが子供の頃に体験する潜在的かつ日常的な“恐怖”を増幅させながら、ホラーの定石をことごとく覆すことで全世界を震え上がらせてきたホラー界の異才〈ジェームズ・ワン監督 〉。
予想できない驚きと、未知の恐怖が記憶に残り続ける数々の傑作ホラーを生み出してきた監督は、ホラー映画で培った抜群のカメラワークと圧倒的なスピードと迫力で『ワイルド・スピード SKY MISSION』ではシリーズ史上最高興行収入を記録。『アクアマン』では世界中で大ヒットを記録と今や映画界の大ヒットメーカーになったジェームズ・ワン監督が自ら書き下ろした待望の完全オリジナルストーリー『マリグナント 狂暴な悪夢』が、満を持して11月12日(金)に日本公開となります。
ジェームズ・ワン監督が手がけた『ソウ』のジグソウや『死霊館』のアナベルなど、名作ホラー映画にはその作品を象徴するキャラクターが付き物。本作においては“G”と呼ばれる存在がそれに当たりますが、現状開示されている情報と過去のホラーアイコン達とを比較しながらその正体に迫ります。今回はホラーアイコン達を大きく【人間型】、【人形型】、【幽霊型】、【化け物】の4つに分類してみました。
【人間型】
例『ソウ』:ジグソウ、『13日の金曜日』:ジェイソン・ボーンズなど
常軌を逸した知能や筋力を持つが一応人間の範疇に留まっている存在で、印象に残るビジュアルのマスクを付けていることも多い。”G”のシルエットは人間の形を留めているように観えるので、【人間型】の可能性は高い。マスクについては顔周りがハッキリと分からないので何とも言えないが、印象的なマスクを付けている可能性は捨てきれない。
【人形型】
例『アナベル 死霊館の人形』:アナベル人形、『チャイルド・プレイ』
文字通り人形の形をした存在。アナベルの様に存在するだけで周囲に不幸をまき散らすものもあれば、チャッキーの様に能動的に人を襲うタイプもいる。“G” は自ら襲いに行っている様なので少なくともアナベルタイプでは無いと思われる。人形かどうかは何とも言えないが、ひょっとするとチャッキーに続く新たな殺人人形なのかもしれない。
【幽霊型】
例『リング』:山村貞子、『呪怨』:佐伯伽椰子など
日本のホラー映画に多く見られる肉体を持たない霊的な存在。”G”が現れる瞬間に空間が歪むような描写が見受けられ、シルエット的にも髪型は貞子や伽椰子同様ロングヘアーだと思われるので、【幽霊型】の線は否定できない。ジェームズ・ワンも日本のホラーから大きな影響を受けていると語っているので、ジャパニーズ・ホラーを彼なりに再解釈したものが”G”なのかもしれない。
【化け物型】
例『エイリアン』エイリアン、『ヘルレイザー』ピンヘッドなど
宇宙や魔界からくる者もいればどこから来たか分からない者もいて出自は様々。人間ではない別の生命体、或いは概念の様なものまで、他のタイプと比べてバリエーションが豊かなのが特徴。“G”も明らかに普通の人間ではない動きをしているので、ひょっとすると別の世界から来た未知の生命体なのかもしれない。
様々なホラーアイコンを振り返ってきたが、ホラー映画界の革命児、異才ジェームズ・ワンが手がける新作ホラーということは、これらの分類に分けることの出来ない全く新しい存在の可能性も。ホラー映画をこよなく愛し、幾つものホラー映画をヒットさせてきた彼が送り出すオリジナル作品だということを鑑みれば、実はこの全く新しい存在であるという説が最も”G”の正体に近いのかもしれません。ホラー映画界、ひいては映画界の新たなアイコンになる可能性を大いに秘めた”G”の衝撃の姿は是非、劇場で。
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