PV亡者は金の亡者と同じ
ガジェット通信 / 2013年12月15日 14時0分
今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
■PV亡者は金の亡者と同じ
ネットではいかにPV(ページビュー)を上げるか?というノウハウ集が後を絶たない。どう書いたら多くの人に読んでもらえるか?という書き方のノウハウなら理解できるが、そもそもどういう話題がPVを稼げるか?という話だと、辟易する。
それってつまり書きたいことがあってブログを書くのではなく、PVを稼ぐためにブログを書くってことだよね…。金を稼げれば手段はなんでもいいというのと同じで、そういう人はなんのためにブログを書いてるのやら。
本当に金のためブログを書くなら、それはそれで理屈にあってるけど、大半の人は(というよりもそういう記事を読む人はなおさら)、ブログで金はほとんど稼げないだろう。そうなるとますます何のためにブログを書くのか?ということになる。ゲームのレベル上げみたいなものなのかもしれないけどね。キャラのLvが上がるのが嬉しいのと同様に、単純にPVの数字が上がることが嬉しい、と。
* * *
俺だって自分のブログのアクセス数が増えれば嬉しくないわけないが、だからといってアクセス数が増えそうな記事を書こうとは思わない。そもそも目論見通りアクセス数が増えるわけないだろうし。
もっとも、PVアップの記事を読んだ人が、その通り実行するか?というのも疑問で、大半の人は読んだだけで終わるのかもしれない。ライフハック系の記事ってたいていそうだよね(苦笑)。とりあえず読んでみるだけ。
* * *
気になるのはPVアップの記事というのは、広く浅くウケることを目的とするノウハウが多いこと。まあPVを増やすにはそれが正しいのだけど、広く浅くというと結局はどれも同じ内容になっちゃうと思うんだよね。情報として価値があるのは、狭く深い範囲にのみウケるような内容。むろんそういうのは価値を感じる人が少ないからPVも増えないのだが。
インターネットの黎明期というのは、そういうサイトが多かったように思う。よくこんなこと調べてあるな~というレアなサイト。そういう人しかわざわざサイトを開設しなかったともいえるけど。どうせブログを書くなら、そういう方向を目指した方が面白いと思うんだけどね。こんなことに面白さを見出すのは日本中探しても俺ぐらいだろうと誇れるような自己満足の極みのようなサイト(笑)。
「PVこそすべて」みたいな風潮は、「世の中は金がすべて」ってのと同じ。そういう考え方はあっていいけど、そういうのばっかだとねぇ。
執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年12月13日時点のものです。
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