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[総体]鹿児島実との伝統校対決を4発勝利!“赤い彗星”東福岡が17年ぶりの4強進出!!

ゲキサカ / 2014年8月6日 21時21分

[総体]鹿児島実との伝統校対決を4発勝利!“赤い彗星”東福岡が17年ぶりの4強進出!!

[8.6 全国高校総体準々決勝 鹿児島実高 2-4 東福岡高 韮崎中央公園陸上競技場]

 平成26年度全国高校総体「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」サッカー競技準々決勝が6日に行われ、ともに全国高校選手権優勝経験を持つ東福岡高(福岡)と鹿児島実高(鹿児島)との九州名門対決は、東福岡が4-2で勝った。東福岡は7日の準決勝で青森山田高(青森)と戦う。

 東福岡は今大会、中国地区の強豪・作陽高(岡山)を6-0、関西の激戦区・兵庫予選を勝ち抜いてきた神戸弘陵高を8-1、そして4日の3回戦では開催地・山梨第1代表の山梨学院高との大一番を1-0で制してきた。激戦区と見られたブロックを堂々の戦いで勝ち上がった“赤い彗星”の8強決戦の相手は九州新人戦グループリーグで敗れている鹿児島実。東福岡の森重潤也監督は「ウチが戦ってきた相手は全国でも常連校の作陽と、レベルの高い兵庫の代表の神戸弘陵、地元開催で凄く優勝候補でもあった山梨学院という戦いの3試合だったと思うんですよ。厳しいゲームを乗り越えてきたと思うし、昨日に関してはリラックスはしていいけれど、気持ちを緩めずにしっかりと次のゲームに臨もうということを言いました。まずは鹿実には負けているから、ここはひとつ勝ちに行きたいねということは言いました」と振り返る。東福岡はこの日、大黒柱のU-18日本代表MF中島賢星主将(3年)を累積警告による出場停止で欠いていたが、大一番勝利の後でも気を抜くことなく伝統校対決に臨み、また強さを見せつけた。

 前半2分、東福岡は早くも試合を動かす。MF赤木翼(3年)の左クロスをファーサイドのMF増山朝陽(3年)が頭で折り返すと、MF中村健人(2年)が技ありヘッドでゴールへ押し込んで先制点。あっという間にリードを奪った東福岡は8分にも左サイドから崩して赤木が決定的な左足シュートを放つと、11分に2点目を奪った。増山の右クロスはファーサイドヘ流れたものの、赤木が左サイドから折り返したボールを得点ランキング首位のFW木藤舜介(3年)が打点の高いヘディングシュートで合わせて2-0。左の赤木と右の増山、チームメートが「元気がいい」と評するこの両翼がオープンスペースでボールを受けては、グイッグイッと何度も何度も前へボールを推し進めていく。

 サイドからのラストパスへの対応が乱れる鹿児島実に対し、東福岡はこの両翼の突破力とクロスからチャンスの数を量産した。27分にも増山が右サイドから出したラストパスからMF山根つばさ(3年)と赤木が連続して決定的なシュート。ただこのピンチをGK谷口周平(3年)のファインセーブで切り抜けた鹿児島実が追撃ゴールを奪う。29分、前線で激しいプレスを受けながらボールをキープしたFW前田翔吾(3年)が右サイドからダイアゴナルにゴール前へ走りこんだMF大迫柊斗(3年)へスルーパスを通す。これでGKと1対1となった大迫が豪快に右足シュートを叩き込んで1点差とした。ディフェンスラインから大きな展開でダイナミックにボールを動かしていた鹿児島実の反撃の狼煙。鹿児島実は初戦の盛岡商高(岩手)戦で2点差を逆転し、3回戦の西武台高(埼玉1)戦でも終了間際に劇的な同点弾を決めているだけに、一気に勢いづくことが予想された。

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