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[プリンスリーグ東海]「やるべきことをやれば負けない」10人でも動じなかった清水桜が丘が逆転首位キープ!!

ゲキサカ / 2014年8月31日 9時32分

 ただ、10人での戦いにも清水桜が丘は全く動じなかった。信末は「自分たちのやることを徹底すれば、結果はついてくる。みんなで確認しながら、ひとりひとりが守備からカウンターをしていけば結果はついてくるかなと思っていた。逆転できるという自信を持っているので、1点取られても焦ることなく信じてやっていた。信じてやったので良かった」と振り返り、大石も「ボクらの考え方としては10人になった時に守備が1枚足りなくなったのではなくて、攻撃が1枚足りなくなっただけなので、守備はいつも通り変わらないですし、攻撃が1枚減ってパターンが少し減るかなくらいなので、特に数的不利に思うことはないですね。11人同士でやるとルーズな部分が多くなるんですけど、10人になると個々がファーストディフェンスの時とかにしっかり責任感もたないとやられるので責任感が増す。11人の時にこの責任感を持っていれば、こんな試合にはならないんですけど・・・」と微笑んでいたが、10人になって逆に個々の活動量と責任感が増した印象の清水桜が丘が走って、戦って中京に食い下がる。
 
 後半4分には右FKから金山が決定的なヘディングシュート。10分には信末が左サイドを破ってPAへ切れ込む。清水桜が丘は中盤の人数を一人削り、後半から空中戦で強さを見せるMF明石純治(3年)の1ボランチにシフトしていたが、その明石が奮闘し、相手よりも一歩速く動いてボールをはじくことに集中するDF陣、そして好反応光るGK池田がゴールを死守する。そして攻撃では不利な体勢からでも「何とかしよう」と必死にシュート、クロスにまで持ち込んだ。中京も10分に大城と加藤のコンビで右サイドを崩し、MF福山大貴(2年)が左ポスト直撃のシュート。19分には加藤のヒールパスで抜け出した小原がGKとの1対1から左足を振りぬいた。その後も何度もゴール前までボールを運んだが、いつでも、どの相手でもフィニッシュまで持ちこめてしまうがための課題「綺麗に崩そうする」あまり、ゴール前で手数をかけてしまって好機を逸してしまう。

 そして25分、スーパーゴールで試合が振り出しに戻る。相手のミスパスをインターセプトした清水桜が丘は、明石が右サイドの大石の前方へボールを落とす。これを頭でコントロールした大石がクロスを警戒した相手DFの意表を突く右足ミドル。本人も「(打った瞬間のことは)あまり覚えていない」という弾丸ショットがクロスバーを叩いてゴールラインを越えた。スタンドがどよめいたスーパーゴールの余韻がまだ冷めない28分に中京も西村の右クロスを市川が決定的な形で叩くが、枠を捉えず。逆に30分、清水桜が丘は自陣での球際の攻防でCB越水旋太(3年)が相手2人を立て続けに弾き飛ばすような執念のボール奪取。これを起点に右サイドを縦に突いた信末がラストパスを送ると、DFをかすめてファーサイドの金山の下へ届く。これを金山が右足で叩き込んで逆転した。

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