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[プリンスリーグ関東]マンC短期留学の横浜FM・和田先制弾も、山梨学院2度追いつきドロー

ゲキサカ / 2014年9月3日 9時47分

 ゴール前のシーンの多い攻め合いは37分に横浜FMが先制点を奪った。横浜FMは自陣での空中戦でCB長田健(3年)が豪快なヘッド。迫力あるクリアが攻撃の起点となり、前線でボールをおさめた中杉が右前方へスルーパスを送る。鋭く抜け出した和田が右足でゴールを破り、スコアを動かした。だが山梨学院は39分、ポゼッションからタイミングよく縦パスが入り、右サイドで前を向いた伊藤が高速ドリブルで一気に縦へ切れ込む。そしてグラウンダーのラストパスのこぼれをMF多田倫浩(3年)が押し込んで同点に追いついた。

 1-1で折り返した試合は後半開始わずか20秒、横浜FMが再び勝ち越す。中杉のスルーパスでオフサイドラインを破ったMF遠藤渓太(2年)が独走。GKとの1対1を制して2-1とする。この後は横浜FMの前からの姿勢が好守につながり、山梨学院のパスを何度も足に当てる。そして前への勢いそのままに攻め込むと10分にはボランチから最前線へ飛び出した長倉が決定的なシュート。吉永一明監督が「切り替えのところでプレッシャーにこられて、前に入れるボールを向こうも上手く消してきていたけれど、ウチは(パスコースを限定されている中で)難しいところに入れて失うシーンが前半多かった。(そこで奪われて)そのパワーのまま前にこられた」と説明した山梨学院はGK古屋俊樹(3年)の好守によって何とか1点差のまま試合を進めたが、プレッシャーをかけられている中での判断と精度を欠いて攻撃が雑になり、チャンスをつくることができない。

 ただ横浜FMも阿井達也監督が「自分たちの時間をみすみす逃しているというか、渡し過ぎですね。自分たちの時間をつくれない。後半の立ち上がりは良かったけれど、終盤15分くらいは自分たちから突っかけて取られての繰り返しで相手の速い前の攻撃への対応が遅れてしまう。こっちも速く攻めようとバランス崩している分、守備でもバランスよく守れない」と振り返ったように、同じテンポの攻撃でボールを失い、相手に逆襲するチャンスを与えてしまう。特に終盤は“切り札”FW宇佐美佑樹(3年)らアタッカーを入れ替えて攻め込む山梨学院が好守から縦への速さを活かして仕掛ける回数を増加。そして試合終了間際の43分、山梨学院は左サイド後方でFKを得ると、直前のFKからキッカーに任命されていた右SB山中登士郎主将(3年)がゴール方向へ右足でボールを入れる。これが混戦の中を抜けてそのままゴール右隅へ吸い込まれた。

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