[プレミアリーグEAST]白熱の連勝チーム対決!「後期全勝が目標」の青森山田が市立船橋撃破!
ゲキサカ / 2014年9月9日 18時27分
[9.7 高円宮杯プレミアリーグEAST第12節 市立船橋高 1-2 青森山田高 船橋市法典公園(グラスポ)球技場]
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグEASTは7日に第12節を行い、ともに後期2連勝中の3位・市立船橋高(千葉)と7位の青森山田高が激突。青森山田が2-1で勝ち、3連勝とした。
試合前から非常にピリピリした空気が会場を包み込んでいた。ともに連勝中の現在からさらに勢いを増すか、敗戦によってそれを失うのか。高体連の名門校同士によるプライドをかけた一戦は、時折激しい雨がたたきつける中、互いがその強さを見せあう好ゲームとなった。試合開始とともに相手陣内になだれ込んだのは主将の右SB小笠原学主将(3年)が「チームとしては後期全勝ということを目標にしていて、2勝できていい流れで来ていて、ここで市船戦勝てたら相当デカいということでみんな今までにないくらいモチベーション高くしていた。アウェーなんですけどホームゲームの勢いで立ち上がりに入って、立ち上がりから圧倒していこうという話をしていた」というアウェーチーム・青森山田。ファーストプレーで相手に圧力をかけて右CKを獲得する。
市立船橋のCB藤井拓主将(3年)は「山田は勢いあるチーム。2連勝していて、勢いづいているという背景を考えたら、絶対に立ち上がりバンバンバンバン来ると思っていた。自分たちの話の中でもはっきりクリアとか、はっきり切るとか話が出ていたんですけど、それが立ち上がりの一本でできなかったのはデカいなと思います。最初のセットプレーの中の雰囲気なんか見ても、『これ、ヤバイかな』と思っていた」と振り返ったが、その不安が的中。青森山田はMF山下優人(3年)の右FKをファーサイドのCB菊池流帆(3年)が頭でゴールへ叩き込む。試合開始わずか50秒で会場に轟いた歓喜の咆哮。藤井が「アップの雰囲気も悪くなかったし、自分たちも締まっている感じはした」と振り返ったように、市立船橋に緩みがあったとは思わない。ただ青森山田の勝利への思いが上回ったゴールだった。
この後、前から果敢にプレスをかける青森山田がペースを握る。最前線に位置するFW松木駿之介(3年)が身を削るように走り回り、チーム全体に前への勢いがあった。市立船橋はまずは相手の流れを切ることに集中。精度を欠いたこともあってボールを相手に渡してしまうシーンも多かったが、それでも相手の勢いを受け流しながらボールをつなぎ、スペースへのボールも交えて立て直しを図った。
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