1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[特別インタビュー]神戸MF森岡「10番が似合う選手になる」

ゲキサカ / 2014年9月11日 14時5分

――練習中からそういった部分でのコミュニケーションをチームメイトとはとれていますか。
「プロになってからずっとコミュニケーションをとってきて、昔に比べると連係は確実に高まっています。話し合えばパスが出てきますし、出し手の選手も相手の裏を取れるので、そのワンプレーだけかも知れませんが、お互いに気持ち良くプレーできるんです。そうしたチームメイトと意思疎通が図れたプレーがもっと増えれば、さらにサッカーが楽しくなると思います」

――神戸では中盤から前の選手には外国籍選手が多く、コミュニケーションをとる難しさもあると思います。
「難しいと言えば難しい部分もありますが、ウチの外国籍選手は日本で実績のある選手が多いので日本人の特長も把握していますし、経験も豊富なのでアイコンタクトやジェスチャーで理解し合える部分もあります。細かい部分は通訳を通して話し合えていますし、要所要所のプレーは問題なくできていると思います」

――現在のトップ下は自分に一番合っているポジションだと感じますか。
「フォーメーションだけでなく、チームのスタイルも関係すると思いますが、神戸はどちらかというとショートカウンターや縦に速い攻撃を得意としています。前線の選手に良いパスを配球するのがトップ下の役割の一つになるので、そう考えると今のポジションは合っていると思います」

――森岡選手のプレーからはファンタジスタという言葉が連想されます。ご自身が考えるファンタジスタ像を教えてください。
「僕が考えるファンタジスタ像と言うのは、結構周りの人のファンタジスタ像とは違うのかなと感じることがあります。周りから見たら『そこに出せるんや!?』『そこ見えてるんや!?』と言われるようなプレーでも、自分の中では普通にやっていることがありますし、逆に周りから何も言われないようなプレーでも『あそこに出せた俺ってスゲーな』と思うシーンもあるんですよね。例えばスルーパスをライナー性で出せたり、ボールの回転まで考えてパスを送れたときは自分の中で良いプレーができたと感じるし、一見、何でもないようなプレーでも実はそこまで考えてプレーできるというのがファンタジスタなのかなと思います」

――プレーへのこだわりを感じますが、自分のプレーに満足することはありますか。
「個人的には見ている人が楽しんでくれるようなプレーをしたいのですが、まだまだ思っているようなレベルにはいませんし、局面局面で納得するプレーができることもありますが、1試合を通して満足できることはありません。全部のパスが思い通りに出せて、打ったシュートが全部入り、1度もボールを奪われずに、狙ったようにボールを奪えればもしかしたら満足することもあるかもしれませんが、そんなことはできません。それに、満足したら成長は止まってしまいますからね」

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください