アジアの頂点目指すU-21代表MF矢島「自分の力を証明する」
ゲキサカ / 2014年9月12日 14時11分
――手倉森監督の印象はいかがですか。
「言葉の掛け方や使い方がうまいですね。ブラジルW杯後に行われた福岡合宿でのミーティングでは、『次は自分たちの世代が中心になっていかないといけない』と強調して僕たちのモチベーションを高めてくれたし、試合中には審判や相手チームに対してアピールしてくれるので選手からすると心に余裕が生まれます。指示を出すのも『ここは、こうしろ』と強要するのではなく、『ここは、こうだからこうしよう』と諭す感じなので、選手をコントロールするのがうまいなと感じます」
――合宿中に特別に声を掛けられましたか。
「ありましたが、ここではノーコメントです(笑)。手倉森監督は1月のU-22選手権から、いろいろな選手に話し掛けていますし、その中で僕に話し掛けてくれたときもありました。守備は守備の選手を集めて話をするときもあるし、『今、チームでどう?』と一人ずつに声を掛けることもあるので、選手とのコミュニケーションを大事にしている印象ですね」
――アジア大会では、1月のAFC U-22選手権で対戦したクウェートとイラクと同組になりました。
「U-22選手権のグループリーグで対戦したクウェートは、自分たちがずっとボールを保持する展開でしたが、なかなかゴールを割れずに0-0で終わりました。印象としては、スピードのある選手がいると思うので、その選手を後ろの選手にしっかり捕まえてもらい、ボールを持っているときは不用意な奪われ方をしないように気を付けたい。ボールを奪われたら前からしっかり守備を行い、カウンターを阻止することが重要だと思います。アジア大会では当時対戦したチームとはメンバーも代わるでしょうが、自分たちがしっかり集中して90分間を戦えれば勝機は十分にあると思います」
――イラクにはU-22選手権の準々決勝、そしてU-20W杯出場を賭けた12年のU-19選手権の準々決勝でも敗れた因縁の相手です。
「…イラク、怖いですね。いや、相手としてという意味ではなく、手倉森監督も『縁がある』と話していたように、怖いくらいに縁があり、『またイラクか』という感じの怖さです。確かに苦い思い出ですが、U-22選手権の時はチームが立ち上がったばかりで皆が手探りの状態でした。ずっと押し込まれる展開となり、最後の最後にやられたという印象です。ああいう展開になったときに、監督からの指示を待つだけでなく、ピッチの中だけで解決しないといけない問題もあったと感じています」
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