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[プレミアリーグWEST]7節以降は7勝1分1敗、進撃続く京都U-18が富山一に5発快勝

ゲキサカ / 2014年9月30日 21時38分

 京都は西村の高いキープ力にやや手こずり、ミスから速攻を食らうシーンもあったが、CB平山悠大とCB太田京輔(ともに3年)中心に危なげない守りを見せる。そして24分には、左中間でボールを受けた奥川がスルーパス。このこぼれを拾った永島のスルーパスで奥川が抜け出して2点目のゴールを奪う。さらに34分には奥川の左アーリークロスに走りこんだ大西が右足で3点目。その後も左SB石岡巧丞(3年)の左足ミドルなどシュートを打ちこんでいく。富山一は前半終了間際にFW坂本裕樹(2年)が鋭いターンから中央を駆け上がったが、ラストパスは通らず。3点ビハインドという苦しい展開で前半を折り返した。

 ハーフタイム、富山一は大塚一朗監督から「人任せにしている」「責任感を持て」と激が飛ぶ。後半はその富山一が流れを引き寄せた。しつこいディフェンス、前半はなかなか出なかった一歩が出て、戦う姿勢も明らかに増した。そして攻撃回数も増加。村上が負傷退場したものの、相手にPAまでボールを運ばれても食らいついて決定的なシュートを打たせない。そして19分には右SB放生祥季(2年)とのパス交換からPAに飛び込んだ西村が決定的な右足ボレーを放つ。これはGK遠近眞明(1年)の好守に阻まれたものの、十分に対抗できる力を見せた。大塚監督は「きょうみたいにJ相手だと(自分たちの方が)弱いと思ってちょっと後ろ気味になるんですよね。遠慮気味とか、身体張れないとか、そういうところが弱いのかなと。臆して戦えない。後半の頭なんか見てもできる。だけど、1試合通じてゲームをつくることがまだまだできていない」。我慢強い戦いも見せた富山一だったが、終盤は永島や奥川を軸にサイドにボールを散らしながらも縦に速い攻撃で穴を広げてくる京都に追加点を奪われてしまった。

 33分、ポジションチェンジ直後で一瞬動きの止まった富山一に対し、京都は奥川のスルーパスで交代出場のFW沼大希(3年)が抜け出して4点目のゴール。そして45分にもDFを振り切って攻め上がったMF島村拓弥(1年)のスルーパスからFW三田尻和哉(1年)がGKとの1対1を制してダメ押した。京都は前節の惜敗を払しょくする5-0快勝。大西主将は「優勝の可能性が凄い低い中でモチベーションを維持するのは凄く難しいんですけど、やっぱりボクたち一人ひとりの目標はプロになることとか、高いところにあるのでこの1試合でどれだけ成長できるのか、みんな考えながら臨めたことがいい結果になったと思います」と満足げだった。

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