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[選手権予選]ライバルたちが警戒する「トーナメント戦の修徳」、3連覇へ前進:東京A

ゲキサカ / 2014年10月10日 9時19分

[選手権予選]ライバルたちが警戒する「トーナメント戦の修徳」、3連覇へ前進:東京A

[10.4 全国高校選手権東京都Aブロック予選2回戦 修徳高 4-0 錦城高 駒沢第2]

 第93回全国高校サッカー選手権東京都Aブロック予選2回戦が4日に行われ、昨年度全国8強の修徳高は、錦城高に4-0で快勝。3年連続の全国大会出場へ前進した。修徳は12日の準々決勝で関東一高と戦う。

 一昨年度は夏の総体予選、冬の選手権予選と東京2冠。昨年度も関東大会予選、総体予選で4強入りし、選手権予選決勝では後半ラストプレーで追いつき、延長戦の末に成立学園を下して連覇を達成した。近年、都内のトーナメント戦でその勝負強さを発揮してきた修徳が3連覇へ着実に駒を進めている。

 今年は関東大会予選準々決勝で東久留米総合の前に屈し、総体予選は2次予選1回戦で延長戦の末に関東一に敗れるなど、過去2年ほどのインパクトを与えることはできていない。今大会初戦も大泉にPK戦で薄氷を踏む勝利。それでもライバルたちは「トーナメント戦の修徳」を警戒する。岩本慎二郎監督も「(相手は)やるのは嫌でしょうね。やるのは嫌だから、それがある意味(自分たちの)アドバンテージじゃないですか。ウチは何か特別なことをしている訳じゃないので」。選手たちに辛抱強く、我慢する事の大切さを説いて、我慢する事を選手たちが実践。それが一昨年、昨年の勝利に繋がってきた。ただ今年に関しては「今年は我慢しないですから」「これくらいですよ」と指揮官は苦笑いする。それでも一発勝負で強さを発揮する修徳に対し、対戦相手が嫌なイメージを持っていることは間違いないだろう。

 この日対戦した錦城はMF蓮池壮主将とMF三原佑太(ともに3年)をはじめ、技巧派揃うチームだった。だが着実に加点して相手の沈黙させた修徳の快勝だった。修徳は前半11分、左MF和田裕太(2年)のスルーパスで抜け出したエースMF小野寺湧紀(3年)が決定的な右足シュート。これはGK十時健伍(3年)のファインセーブに阻止されたものの、20分にもMF石原海(2年)のドリブルを起点に右クロスへ持ち込み、これにFW雪江悠人(3年)が身体ごと飛び込むなどサイド攻撃からチャンスをつくる。

 錦城も22分、三原が左中間から放り込んだアーリークロスでスタンドが沸く。FW種村峻平(2年)のダイレクトボレーはヒットしなかったものの、チャンスをつくり返した。ただ27分、修徳が錦城ゴールをこじ開ける。左CKを獲得した修徳はキッカーの小野寺がショートコーナーから石原海とワンツー。リターンを受けた小野寺が右後方の和田へつなぐと、和田は左足でクロスを入れる。これをCB足達広大(3年)が豪快なヘディングシュートでゴールへ叩き込んだ。「相手に合わせて、全然自分たちの速い攻撃ができていなかった。セットプレーで1本とらないといけないと、そういう気持ちで入っていきました」という183.5cmのCBが放った殊勲の一撃。これで修徳がリードを奪った。

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