[国体少年男子]残り1分に岩崎劇的ゴール!京都府が2年連続3位に
ゲキサカ / 2014年10月23日 11時47分
[10.21 国体少年男子3位決定戦 新潟県 0-1 京都府 雲仙市国見総合運動公園多目的芝生広場]
21日に行われた第69回国民体育大会「長崎がんばらんば国体2014」サッカー競技少年男子3位決定戦は、京都府が試合終了間際にMF岩崎悠人(京都橘高1年)が決めた決勝ゴールによって新潟県に1-0で勝利。2年連続の3位で大会を終えた。
初優勝の夢が延長戦の末に断たれた準決勝終了後、京都の選手たちはベンチに戻っても思いを断ち切ることができていなかった。座り込み、うなだれる選手たち。東福岡高時代に高校3冠を達成し、京都DFとして活躍した手島和希監督(京都サンガF.C.)も「終わった直後の(選手たちの)落ち込みはかなり大きかったですね」と振り返る。「でも、すぐに切り替えてくれて、夕食のときにはもう元気いっぱいだったので。ただ、(きょうの)ハーフタイムはだいぶ疲労している感じで・・・夕食くらい盛り上がってくれればよかった。(ハーフタイムに選手に伝えたのは)チームの空気とか雰囲気とか第一で、(この試合が)最後なんでと」。指揮官が指摘したように、京都は疲労の影響もあってか、どこか元気のなかった3位決定戦の前半、新潟にチャンスをつくられた。
今大会で初の4強入りを果たした新潟は、ひとつでも上の順位を狙って非常に意欲的な動きを見せる。MF関口正大主将(新潟明訓高1年)がドリブルで相手の守りに穴を開け、10分にはMF宮崎幾笑(新潟U-18、2年)が思い切った左足ミドル。さらに21分には左サイドからの連動した崩しを見せると、最後はFW堀航輝(新潟U-18、1年)の落としにMF楜澤健太(帝京長岡高1年)が身体ごと飛び込んだ。そして25分には左SB小川朋広(新潟西高1年)のミドルシュートがゴールを襲う。新潟は藤田敬三監督(新潟東高)の「ナイス、ナイス、どんどんやれ!」という声にも後押しされて思い切った仕掛けを連発。真っ向勝負で3位の座を勝ち取りに行った。
京都も前半終盤から徐々にギアが上がっていった。31分には左SB李明賢(京都橘高1年)が、右サイドからダイアゴナルの動きで飛び出した岩崎へボールを入れると、絶妙なコントロールで前を向いた岩崎がPAへ潜り込んで決定的な右足シュート。さらにこぼれ球を岩崎が折り返し、MF島村拓弥(京都U-18、1年)が左足シュートを狙った。ただ新潟は前半終了間際にも決定機をつくる。敵陣左中間でのターンでDFを振り切った堀がPAへラストパス。後方からフリーで走り込んできた宮崎がコントロールから右足シュートへ持ち込んだが、シュートは枠上へ外れた。
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