[選手権予選]城福監督弟指揮する甲府流の3バック導入、守備の土台できた仙台育英が7発勝利:宮城
ゲキサカ / 2014年10月28日 18時0分
[10.26 全国高校選手権宮城県予選準々決勝 仙台育英高 7-0 富谷高 宮城県サッカー場]
第93回全国高校サッカー選手権宮城県予選は26日、準々決勝を行い、今夏の全国高校総体16強の仙台育英高は、富谷高に7-0で快勝。宮城県工高と戦う準決勝(11月1日)へ進出した。
全国高校総体では初戦で大阪王者の大阪桐蔭高に勝利し、向上高(神奈川)には5-0で快勝。ヴァンフォーレ甲府内定の190cmCB熊谷駿(3年)擁する仙台育英は全国舞台でインパクトのある戦いを見せたが、続く長崎海星高戦ではチャレンジ&カバーのズレやSBが攻撃参加した背後を巧みに突かれて1-6で大敗してしまった。
その直後から城福敬監督は3バックを導入。それはヴァンフォーレ甲府の監督を務める弟、城福浩氏との会話からヒントを得たという。「弟と話して『パッと後ろについて前向かせなかったら何もできんよ』と。そうやなと。3バックにしたらタイトにつかないといけないんですよ。目標は失点をできるだけしないということと、クロス上げての攻撃がウチの特長なので、サイドからクロス上げることも考えると、そういうシステムの方がいいかなと。しばらくできるまではかかりましたけれど。ちょっと慣れてきたらそれが良くなってきた。大きくて守備の能力で注目されるような体のデカいヤツがいる訳だから、そういう守備ができることにこだわって。何点取れるかというよりも失点を与えないチームじゃないと上に行けないん違うかなと。土台がしっかりすると安心して前に行ける。守備がしっかりして攻撃力も上がってきた気がします」
城福監督は甲府であり、早稲田大の後輩にあたるチョウ・キジェ監督率いる湘南ベルマーレのサッカーを研究。プロの選手たちが実践している3バックシステムを高校生たちに取り組ませてきた。「3(バック)でビシッとタイトについて失点ゼロで行くというのを(熊谷)駿は甲府のキャンプの時に経験していて、ボクも見ていて守るときはここまで徹底して守らないとJでもやられちゃうと感じた。Jだから、高校生なんかレベルが違うからじゃなくて、真似事でもいいから必死になってやることだと思うんですよ。その通りできなくてもやり続けないとできないからね。彼らはこれで失点減らしているんだ。やらないとできないし、従来のことで失敗するよりもやって失敗した方がいい。何かを変えていかないといけない」。結果的に、仙台育英にとって良かったのは全国総体で海星に大敗したこと。もうひとつ上の段階を目指して再スタートを切った選手たちは3バックへの移行を受け入れ、それを自分たちのものにしてきた。そして今大会は2試合連続無失点で4強入りを決めた。
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