[MOM1206]滝川二FW松山大成(3年)_全国得点王の父越えへ、エース躍動

　入学当初はレベルの高さに戸惑ったが、中学時代に身につけたガムシャラさで練習に喰らい付いた。そうした彼の努力が評価され、1年時には国体で優勝した兵庫県選抜の一員に抜擢。ここで出会った菊池彰人監督(神戸アカデミーダイレクター)から、周りを見る意識を教えられ、プレーの幅が広がった。決して上手い選手ではないが、滝川二のエースにまで成長できたのもガムシャラな姿勢があったからだ。

　兵庫県を制覇した事で、最初で最後の選手権制覇にチャレンジする権利を得た彼にはもうひとつの夢がある。それは京都の古豪・山城高のメンバーとして、84年度の全国高校選手権で得点王に輝いた父・松山博明氏(現役時は平塚、札幌などでプレー。引退後は大分で強化部を歴任)を超えることだ。日本一と得点王というふたつの目標を目指し、全国の舞台でも彼はガムシャラに戦い続ける。

(取材・文　森田将義)▼関連リンク
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