[The New Football]Vol.6:宮本恒靖氏が語る現代フットボールと中高生へのメッセージ

ゲキサカ / 2014年12月11日 14時6分

[The New Football]Vol.6:宮本恒靖氏が語る現代フットボールと中高生へのメッセージ

「すべてはアスリートのために」という理念の下、常に革新的なギアを開発してきたアディダスが打ち出した新たなコンセプトが「The New Football」だ。常に一歩先のフットボールを追求する同社の最先端イノベーションは、スパイクやユニフォームだけにとどまらない。その時代のフットボールの潮流を踏まえ、最新のテクノロジーをあらゆる分野に投入。日本を代表するトッププレイヤーから中高生まで、すべてのフットボーラーが最高のパフォーマンスを発揮するために、アディダスは今後もさらなる革新を追い求めていく。今回は元日本代表DFでアディダス契約アドバイザーでもある宮本恒靖氏に話を聞いた。

―2014 FIFAワールドカップ ブラジルはドイツ代表の優勝で幕を閉じましたが、現代フットボールのトレンドについて、宮本さんはどのような印象をお持ちですか?
「縦に速いサッカーになってきたなと感じています。ドイツ代表のサッカーを見ると、まずベースとしてテクニックがあり、しっかりとパスをつなぎながら、そこからゴールに向かう速さもある。4年前の南アフリカ大会を制したスペイン代表と比べると、横パスが少なく、ゴールへ直線的に向かうサッカーが目立った大会だったかなと思います」

―スペインはワールドカップ後、EURO予選でもスロバキアに敗れ、欧州予選では8年ぶりの黒星を喫しました。今後もこうした流れが続くのでしょうか?
「もちろん、スペインのサッカーが終わったとはまったく思わないですが、シャビやイニエスタといった選手たちがつくり上げてきたサッカーから変えていかないといけない部分もあるでしょう。とはいえ、ドイツもラームが代表から引退し、シュバインシュタイガーがケガでいない時期もあって、選手が入れ替わる中で苦しんでいるところもあります。そういう意味では、『個』があってのチームと言えるのではないでしょうか。ベースのサッカーはあっても、試合が拮抗した中で最後に勝敗を決めるのは個人の質や経験、判断、決断力だと思います。それらは厳しい勝負を何度も経験してこそ、身に付くものです」

―「個」で見たときに、現代フットボールにおいて求められる能力とはどういうものでしょうか?
「狭いスペースの中でもスピードを生かしたプレーというものが求められています。中央の狭いスペースからパス交換で抜け出すような速いプレーを特長としている選手。サイドでも生きるし、中央に入ってきても変化を付けられる選手。ドイツ代表のゲッツェがそうですね。ユーティリティーな選手が増えてきたことも、一つの傾向だと思います。試合の流れやシチュエーションによって、監督が戦術を変えないといけないときに、それに対応できる選手。ラームはまさにその象徴的な存在です。サイドバックでも、守備的MFでも、一つの前のインサイドハーフでもプレーできます。現代サッカーでは1試合における選手の消耗度が激しくなっているので、試合の中でポジションを変えられる選手の存在というのは監督にとって大きいでしょうね」

ゲキサカ

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