[プレミアリーグ参入戦]徳島市立の堅守に苦しむも、F東京U-18が佐々木V弾でプレミア復帰へ前進!
ゲキサカ / 2014年12月15日 9時30分
[12.14 高円宮杯プレミアリーグ参入戦1回戦 徳島市立高 0-1 F東京U-18 コカ広島ス]
高円宮杯U-18サッカーリーグ2014 プレミアリーグ参入戦1回戦が14日、広島県内で開催され、徳島市立高(四国1、徳島)とFC東京U-18(関東2、東京)との一戦は、F東京トップチーム昇格が内定しているMF佐々木渉(3年)の決勝点によってF東京が1-0で勝利。F東京は15日の2回戦で清水桜が丘高(東海1、静岡)に勝てば、プレミアリーグ復帰が決まる。
徳島市立は今季、これまで3位以内に入ったことのなかったプリンスリーグ四国を14勝1分3敗の成績で初優勝。リーグ最優秀選手賞とアシスト王の2冠を獲得したMF中峯正博主将(3年)を軸とした攻撃と注目CB辻拓也(3年)を中心としたリーグ最少失点の堅守とがかみ合い、2位・愛媛ユースに勝ち点8差をつけて四国を制した。一方、激戦区のプリンスリーグ関東を2位で通過したF東京は今年の日本クラブユース選手権(U-18)大会準優勝、現在開催中のJユースカップでも4強進出と各大会で上位に名を連ねている。11年に9位で降格したプレミアリーグ復帰は彼らにとって悲願となっている。
そのF東京が前半から圧倒的にボールを支配して攻めた。対する徳島市立は相手がボールを支配する中で徐々に後退。それでも「全体でスペースを埋めてよくできた」と河野博幸監督が語ったように、押し込まれる中でもスペースを与えない。ともに180cm以上の長身を持つ辻とDF奥田雄大(2年)のCBコンビを中心に左右から揺さぶりをかけてくる相手の攻撃をケア。そして破壊力ある突破を武器とするF東京FW蓮川雄大(3年)に対しては河野監督が「スピードと体力では絶対に負けない」と説明する右SB吉川航平(2年)が穴を開けられかけながらも、最後まで食い下がった。
それでもF東京はアーリークロスなど大きな展開を交えて徳島市立の守りを攻略する。19分にFW大熊健太(2年)が逆サイドの蓮川に展開し、蓮川が決定的な左足シュート。さらに21分には右MF長澤皓祐(3年)が抜け出して決定的なシュートを放つ。だがCB辻の好守で難を逃れた徳島市立は大熊や蓮川に背後を狙われながらも、GK下村冬威(3年)の好守などで得点を許さない。そして回数こそ非常に少なかったものの、ギアを入れた際には中峯が相手の背後へ飛び出すなど1チャンスを活かしてゴールを破ろうとした。後半19分にはPAで仕掛けた中峯の左足シュートが左ポストをかすめるなど格上・F東京に冷汗をかかせるシーンもつくり出す。
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