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[特別インタビュー]スターダムを一気に駆け上がったF東京MF武藤(前編)「“負けず嫌い”が自分の支え」

ゲキサカ / 2014年12月25日 16時54分

――プレッシャーに押しつぶされることなく、日本代表にも選出されて定着しました。代表を経験して通用した部分、逆に課題に感じた部分を教えてください。
「世界各国の相手と試合をして、すべてのレベルを一段階、二段階上げないといけないと感じました。ドリブルやスピードの面は通用する相手もいましたが、ジャマイカ相手には通用しませんでした。対戦相手によって、通用する部分や通用しない部分があるので、何か一つのレベルを上げるだけではなく、サッカー選手としてのすべての能力を上げないと活躍はできないと感じました。自分は、ただ代表でプレーすることを求めているわけではなく、代表で活躍できるような選手になりたいと思っています。チームの勝利に貢献するのはもちろんですが、個人としても、誰よりも良いパフォーマンスをして、チーム内で大きな存在になれたらと思っているので、すべてのスキルを上げていきたいです」

――かつては憧れの存在だった日本代表は、現在はどういう場所になりましたか。
「もう、憧れとは言ってられない状況になっていますし、先輩後輩は関係なく、日本代表として日の丸を背負っている限り、『ぬるい』プレーなど絶対にできないし、日本を勝利に導くプレーをしないといけません。とにかくチームが勝つために、自分がゴールに絡むプレーを見せることがベストだと思います」

――11月18日のオーストラリア戦前にアギーレ監督は「ベストの11人を使う」と話し、武藤選手は先発出場を果たしました。
「オーストラリア戦ではそうだったかもしれませんが、1試合の出来によってベストの11人は変わってくると思うし、毎試合毎試合がアピール勝負になるはずです。とにかく、レギュラーでいられる保証はどこにもありません。自分は、監督の求めているプレーはこれだ、と言ってもらえるような、期待どおりのプレーを見せた上で、結果を残していくだけです」

――ザッケローニ体制の選手がスタメンの多くを占める中、アギーレ体制で初招集された選手がスタメンに入ることは、希望の星になると思います。
「そうやって期待されることは非常にうれしいですね。それだけ注目されている中、逆に期待に応えられなかったときに恥ずかしい思いをするのは自分なので、プレッシャーを力に変えて、その期待に応えられるような選手にならないといけません」

――1月のアジア杯を戦う日本代表メンバーにも選出されました。アジアの国を相手にどれだけできるか、良いチャレンジの場になると思います。
「日本国民の思いを背負っているので、結果がすべてだと思います。内容も良くしなければいけないと言われるかもしれませんが、とにかく勝つことで得られるものが大きいはずです。何が何でも優勝して、自分が胸を張って『優勝に貢献できた』と言って終われるようにしたいと思っています」

(取材・文 折戸岳彦)

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