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[特別インタビュー]スターダムを一気に駆け上がったF東京MF武藤(後編)「点を取らないと満足できない」

ゲキサカ / 2015年1月1日 14時32分

――どん欲という意味では、第31節名古屋戦のゴールも武藤選手らしさが出ていたと思います。
「あれはノミネートゴールになっても良かったんじゃないかなって思いますね(笑)。これも、自分で言うのは何ですけど、あれほどうまくいくゴールは、そうそうあるものじゃありません(笑)。もう一回、あのゴールを再現しろと言われても、多分無理だと思います。それぐらい、うまくいったゴールでしたね」

――結果的に新人最多得点記録タイの13得点を挙げましたが、一方でその記録を超えられませんでした。うれしさと悔しさはどちらが強いのでしょうか。
「メディア的には『満足していない』と言うのが一番いいと思いますが、半々ですね。自分がシーズン最初に目標としていたのが、10得点でした。この10得点というのも、普段は自分が掲げないような大きな目標として掲げたものです。それを有言実行できたので、自分自身を評価したい気持ちはありますが、14点目を取れなかったのは、自分の力不足だとも感じています。今季は14点目を取る力が自分になかったことが分かったので、来季はそれ以上に得点が取れるように練習し、努力あるのみだと思います」

――得点ランク4位となりましたが、武藤選手より得点ランクで上の選手はPKでの得点があり、武藤選手はPKがゼロです。その価値は大きいと思いますか。
「どうですかね。そうやって見ると、得点ランクが上の選手はPKを蹴っているので価値はあるかもしれませんが…、やっぱり、自分もPKを蹴っておけば良かったかなと(笑)。ただ自分は、自分が獲得したPKを監督が指名したキッカーに譲っていたので、どん欲な姿勢を見せて自分で蹴っていれば、記録も塗り替えられていたのかもしれません。キッカーに名乗りを上げる勇気がある選手が得点ランクの上にいると思うので、来年はその部分の改善もしていきたいですね」

――13得点を挙げた一方でアシストはわずかに1本でした。
「アシストに関しては、もっと増やさないといけません。ラストパスや、ドリブルで仕掛けた後のプレー精度が低いと、自分でも分かっています。アシストという結果はついてきませんでしたが、今年そうやって自分の課題が分かったのは、本当に大きな収穫だったと思います」

――FC東京で存在感を示しましたが、武藤選手の攻撃力は代表でも発揮されていると思います。
「それは、まだまだですね。代表では自分のプレーをまだ出せていないと思いますし、もっともっとできるというところを見せないといけません。アジアの戦いでも結果を残すことが本当に大事だと思うし、言い訳はできない大会です。自分にとっては初めての国際大会になりますが、自分自身にプレッシャーをかけて最高の結果を出したいと思います」

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