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[選手権]Jの練習メニュー導入で徹底強化!流通経済大柏が走力、切り替え勝負で走り勝つ

ゲキサカ / 2015年1月5日 19時33分

[選手権]Jの練習メニュー導入で徹底強化!流通経済大柏が走力、切り替え勝負で走り勝つ

[1.5 全国高校選手権準々決勝 流通経済大柏高 3-0 立正大淞南高 フクアリ]

 5日、第93回全国高校サッカー選手権は準々決勝を行い、フクダ電子アリーナ(千葉)の第2試合では流通経済大柏高(千葉)が立正大淞南高(島根)に3-0で快勝。前橋育英高(群馬)と戦う準決勝(10日、埼玉)へ進出した。

 07年度優勝校の流経大柏と10年度4強の立正大淞南。ともにハイプレスを大きな武器する両チームによる強豪対決は流経大柏が制した。この1年、「切り替えゼロ秒」を合言葉にしてきた立正大淞南に対し、流経大柏はこの大会へ向けてJクラブが導入しているトレーニングで走力を強化してきた。その成果を示す3-0快勝。会場を沸かせるほどの走りを見せていたMF久保和己(3年)は「相手も『切り替えゼロ秒』というのがテーマだったんですけど、自分たちも『切り替えゼロ秒』というのがテーマなんですよ。『どっちが本物か』。自分たちがプレスも速くて、競り合いも負けないで、その次のセカンドボールも負けなくて、それが勝因だと思っています」と胸を張り、本田裕一郎監督も「良く走りましたよね。寄せもいつものウチらしくできたと思います。立正も速かったと思うんですけど、その上を行けたかなと思っています」と自慢の走力、ハイプレスで走り勝った試合に満足げだった。

 ただ、立ち上がりは中盤の活動量多い立正大淞南がいい試合の入りを見せた。MF藤井潤太とMF平山翔(ともに3年)のダブルボランチやMF宮森信吾(3年)の出足が非常によく、流経大柏のボールを引っ掛けて行く。4分にはPAへの縦パスにFW中浜諄(3年)が反応。流経大柏はCB山田健人(3年)がPAで何とかクリアしたが、直後の右CKで立正大淞南は得意のトリッキーなセットプレーからゴールライン際を藤井が抜け出して会場を沸かせる。

 序盤は2トップを残して押し込まれる形となっていた流経大柏だが、10分頃から球際の強さと自慢の走力を発揮して流れを引き寄せる。13分には相手DFのクリアボールを拾ったFW渋谷峻二郎(3年)が胸トラップから強烈な右足シュート。そして14分には左MF小川諒也(3年、F東京内定)の左足FKのこぼれ球を拾ったFW高沢優也(3年)がPAで粘り、最後はCB廣瀧直矢主将(3年)が決定的な左足シュートを放った。立正大淞南もセットプレーからゴールに迫ったが、南健司監督が「相手の速い寄せによっていつもの攻撃的なスタイルに持ち込めなかった。中盤ゾーン、FWもウチのクリアに対するコーススライディングタックルをかけてきていた。あれはストレスになる。中盤、FWのスライディングタックルの技術の高さを感じました」と評した流経大柏の前に攻撃的な展開に持ち込むことができない。

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