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[特別座談会]就職活動時期が変わる…体育会学生の在り方を考える(前編)

ゲキサカ / 2015年1月8日 16時0分

山田「すごく多いね。俺は大学のときは就職を考えていなかったけど、今この年齢になって何社も受けるという話を聞くと、当時、就活をしていたら物事の見方がいろいろ変ったかなと思います。いろいろな会社のことを知った上でプロサッカー選手になっていたら、このスポンサーさんにはこういう理念があって、サッカーにも協力してくれているんだという感覚になると思う。スポンサーさんの中の一企業と思うのとでは、捉え方が全然変わりますよね」

神田「サッカー以外の世界をシャットダウンした方が選手としてより高みに近付けるのか、それともいろいろな人の価値観や情報を吸収した方が上に行けるのでしょうか」

山田「サッカーをやり続けて上に行く人がいれば、そうしなくても上に行ける人がいると思います。ただ、長い人生を考えたとき、サッカーだけではないんですよね。その瞬間は『サッカーだけ』と感じるかもしれませんが、サッカー以外のこともできた方がいいし、感じた方がいいと思います」

横山「その人の価値観ですけど、ストイックな姿勢でやり続けられる人はなかなかいないと思います。余力というか、サッカー以外のことにアンテナを張ることも大事だと自分は感じますね」

山田「バランスが大事だよね。『サッカーだけ』と思っていてもイレギュラーなことは起こるし、人間的な幅は狭くなると思うから」

神田「部活動やサッカーから得る学びはビジネスや他の世界でも使えるもので、逆もしかりだと思います。サッカーのピッチ上のことだけを突き詰めるだけではなく、他の世界の一流にも積極的に触れることで、トップレベルに近付ける気がしますよね」

丸山「就職活動の時期が後ろ倒しになることで、不安に感じている学生がいるのも事実ですが、そんな中でも選択肢を持つことが大事で、盲目的に就活だけやる学生や、プロになると決めつけて部活だけをやるのはちょっともったいない気がしますね」

山田「俺は就活をしたことがないので、それがいかに大変かは分からないけど、両立してほしいと思う。不安になるのも分かりますが、大学時代は部活をやりながら、遊びも恋愛もしているはずだから、部活と就活の両立もできると思うし、人材を取る会社側からしても就活のためにサッカーを辞めた学生より、就活もあるけど4年まで部活を続けた選手を採用すると感じます」

横山「自分が4年生のときは6月に教育実習に行って、10月には卒論を書いていたので、その時期に就活が重なっていたら、サッカーとの両立は難しいと感じたかもしれませんが、今、自分が何をすべきかを冷静に考える力を養うのが大事かもしれませんね」

神田「岐路に立たされたときに自信を持って決断できるくらいの自分の軸、価値観を作っていくことが大事ということですね。本気でプロになりたいなら、なおの事、そういう軸が大事になるでしょうね」

山田「サッカーをしているときも常に判断しないといけないけど、判断しないと何も進みません。それは普段の生活の中にもあると思うんですよ。悩むことも多いでしょうが、判断しないといけないスポーツをずっとやってきているのだから、何が正しいのかを就活でも判断していけばいいと思う。『皆がやるから就活をする』という考えなら、サッカーの練習をした方がいいし、たとえ就活で数十社受けたとしても本気で入りたい企業は数社しかないわけですよね。大事な試合と面接が重なったときには、自分でどちらに行くべきかを判断しないといけないと思うので、その瞬間、瞬間で最適な判断を下してほしいと思います」

※後編は1月22日(木)に掲載予定

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