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選手権準Vの前橋育英主力組も1次通過!新たに10選手が「NIKE MOST WANTED」ジャパンファイナル進出!!

ゲキサカ / 2015年1月26日 19時14分

 基礎技術のチェックや3対2からのシュートなどのメニューを約1時間行った選手たちはその後、AからHまでの8チームに分かれて2面のコートで約20分間の9対9ゲームを繰り返し実施した。CチームとDチームが戦った1本目は開始直後にDのMF岩本蒼始(FC GOIS)がゴールを決め、7分には左CKからファーサイドのMF佐野裕哉(Football Tryout Academy)が頭で折り返してMF市原龍太郎(Football Tryout Academy)がゴールへ押し込む。またAチームとBチームとの戦いではAの小泉がタイミングのいいインターセプトからチャンスを演出し、一方ではBの阿部やDF田村慧(東洋大牛久高)が鋭い仕掛けからゴールを脅かす。続いて行われたH対Gでは選手権宮城県予選で大活躍したHのMF佐々木優(宮城県工高)が得意の左足から素晴らしいサイドチェンジを連発。また無名の大型CB滝谷が「周りが凄く上手いので圧倒された」と言いつつも「自分以外は潰すと言うコンセプトでやった」と迫力あるディフェンス、また片山が1対1をビッグセーブするなどアピールする。
 
 そのほか、2年時に全国選手権を経験しているFW雪江悠人(修徳高)や昨秋の選手権神奈川予選準決勝でゴールを決めている厚木北高MF芳賀航馬らも参加する中、次々と行われたゲームでは茨城の名門・鹿島学園高の司令塔、MF金子修羅がインターセプトからアウトサイドキックでスルーパスを通し、FW細合力フォスター(柏日体高)が身体能力の高さを活かしたボールコントロールから豪快にゴールを破った。またMF坂田風歩樹(実践学園高)が的確なポジショニングでセカンドボールを回収し、MF相原圭吾(聖和学園高)は巧みな足技を披露、そしてFWノブレガブリエル源(前橋育英高)やDF舛元桂樹(獨協大)ら大学生たちは力強いプレー。特に大学生では「今、チームには所属していないんですけど、サッカーをやりたい気持ちと上を目指したい気持ちががある。気持ち、気合では負けたくない」とサッカーを諦めずに強い想いで挑戦してきた木村の気迫と技術の高さを絶賛する関係者もいた。

 2試合、3試合と行ううちにチームとしての結束、コンビネーションも高まり、好プレーが増えていく。FとHとの一戦ではスルーパスで抜け出したHのMF菅野裕磨(柏日体高)が勝ち越しゴールを決めれば、FはFW宮崎亮(柏日体高)との絶妙なワンツーからFW檜山猛(柏日体高)が決め返す。個々のアピールはもちろん、チームとして勝負にこだわる姿勢も見えた。ただ、櫛山スカウトは「(セレクションという場で)一番は自分の持っているものを出しているか。コーチに好かれようというプレーをしている選手が多い。無難なプレーを選んでいる」と残念がる。もちろん、自分本位のプレーだけでは勝ち残ることはできない。その中で佐藤が「自分のファーストプレーだったので、必ずシュートで終わりたかった。中を見たらDFが結構固まっていたので左足で狙った」とチャレンジしたロングシュートのような思い切ったプレーや、片山が「注目させようと思っていました」と自慢のコーチングを存分に発揮するような姿勢もあったが、スキルがありながらも似たタイプの選手が多い中でスカウトの目に留まるようなアピールをした選手が少なかったことは残念だった。

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