[MOM4662]昌平MF三浦悠代(3年)_ 「頭でサッカーが凄くできている」。元代表FWの玉田監督も称賛、小柄なMFが交代出場で2発!
ゲキサカ / 2024年4月14日 1時28分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.13 プレミアリーグEAST第2節 昌平高 4-2 前橋育英高 昌平高G]
「あの感覚が凄く素晴らしい。ボールを受けるタイミングであったり、(160cmほどの身長で)こういう大きな相手(前橋育英高の4バックはいずれも178cm以上)に対しても遜色なくというか、こういう決定的な仕事ができるっていうのは、やっぱり自分の体だけじゃなく、頭でサッカーが凄くできているから」
日本代表のストライカーとしてアジアカップやワールドカップで活躍した玉田圭司監督も称賛する2ゴール。交代出場のMF三浦悠代(3年=大宮アルディージャU15出身)が、昌平高を今季初白星へ導いた。
三浦は2-2の後半17分に投入されると、33分に決勝点。右サイドを抜け出したFW鄭志錫(3年)のラストパスを中央で受け、右足でゴールへ蹴り込んだ。さらに45+3分、同じく右サイドのMF山口豪太(2年)からパスを受けると、コントロールから冷静にファーサイドへ右足シュートを沈めた。
「1点目はチソッ(鄭志錫)からいい感じで、もう最高のパスが来て決めるだけでした。2点目も(山口)豪太から横バスもらって打つだけだったんで、あれは味方のお陰です」と感謝する。それでも、いずれのゴールも意識していることを見事に表現し、決めたモノだった。
「空いているところに立つとか、いいところでボール受けるっていうのは、自分の特長だと思ってるんで、それがゴール前で活きてきたっていう感じです。自分は後ろ向きでもらったら、体もちっちゃいし、強い方じゃない。(DFが)後ろから来たら潰されるって分かっているんで、なるべく相手のいないところでフリーで受けてっていうのを意識してやっています」
昨年は主にサイドで技巧を発揮。その三浦に対し、玉田監督は「もう俺は去年から、『俺は(頭を使ってプレーする)オマエが好きだ』って言っているんですよね」という。1か月前の監督就任発表時に、「サッカーって自分の中では、ある程度頭の中でやるものだと思っている」と語っていた指揮官。昌平のスペシャルコーチを務めていた昨年から、三浦の「頭」を高く評価していた。
その三浦は昨年、選手権予選決勝で貴重なゴール。だが、自身の特長をなかなか結果に結びつけることができず、選手権全国大会は開幕3日前に左三角骨骨折で長期離脱する不運に見舞われた。チームメートたちが準々決勝まで勝ち上がる姿を見ることしかできなかったが、先週のプレミアリーグ開幕直前に復帰。ただし、開幕戦(対横浜FCユース)は20分間の出場でシュート2本を放つも、質の良いシュートを飛ばすことができずにチームも0-1で敗れていた。
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