[ユニバ]金メダル目指す神川監督、「自立」が優勝の鍵と語る
ゲキサカ / 2015年7月1日 22時42分
ユニバーシアード日本代表は来月2日に第29回ユニバーシアード競技大会・光州大会の初戦を迎え、イラン代表と戦う。本大会を間近に控えるなか、神川明彦監督(明治大総監督)は「選手たちだけで、ピッチ内外の全ての問題を解決できるようになって欲しい。そうなったときに優勝も現実味を帯びてくるはず」と語った。
20名の登録メンバーからDF山越康平(明治大4年=矢板中央高)が故障の影響で離脱。代わってバックアップメンバーのDF田上大地(流通経済大4年=流通経済大柏高)が招集された。主力として起用を続けてきた山越を欠くことになったものの、指揮官は「2人や3人が抜ける可能性も考えていたので、一人で済んでいるのはまだ良かった方」と前向きに捉える。
今大会の登録メンバーについては、「まずは所属でレギュラーで活躍していること。安定した力を発揮していること。それぞれの持ち場で全国を見渡したときに頭ひとつ出ている選手ということ」を条件に選出したという。
また指揮官は各々のパーソナリティーにも言及。「型にはまっている選手ばかりを揃えたいとは思わなかった。MF小林成豪(関西学院大4年=神戸U-18)やFW呉屋大翔(関西学院大大4年=流通経済大柏高)、MF長谷川竜也(順天堂大4年=静岡学園高)やGK福島春樹(専修大4年=静岡学園高)。それぞれ特徴があると思うし、DF室屋成(明治大3年=青森山田高)も性格的な強さはある」
「そういう選手がいるなかで、DF奥山政幸(早稲田大4年=名古屋U18)やDF高橋諒(明治大4年=国見高)、DF萩間大樹(専修大4年=川崎F U-18)のように、場をバランスよく保てる人間も随所に選んでいます。プレーは人間性が裏打ちされるものだから、そういう(真面目な)人間性を持った選手を集めたというよりも、プレーをみていたら、そういう人間性をもった人間が集まってきたというのが正しいかもしれません」
そんななか、指揮官が一番頭を悩ませたのは、主将・福島に次ぐGKの選出だという。「福島はチーム立ち上げ当初から突出した存在だった。だからこそ次のGKがなかなか難しい中で、GK前川黛也(関西大3年=広島皆実高)という選手は実力はしっかりありますけど、仮にベンチを温める時間が長くなったとしても、彼がどういう振る舞いができるかは見ていました。今の時点で彼を第2GKとは言いません。しかし、過去の経験のなかで第2GKは一番難しいと感じていたので、2人が3試合ずつ出られれば理想ですけど、仮にそうならなかった場合、第2GKになってしまう人間がどういう人間かは一番気にしました」
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