[クラブユース選手権(U-18)]エース不在、10人での戦いで見せた団結力と個の強さ、仙台ユースが劇的勝利で初の4強進出!!
ゲキサカ / 2015年7月29日 6時55分
[7.28 日本クラブユース選手権(U-18)大会準々決勝 名古屋U18 1-2 仙台ユース 県立敷島]
夏のクラブユースチーム日本一を争う第39回日本クラブユース選手権(U-18)は28日、準々決勝を行い、5年ぶりの4強入りを狙う名古屋グランパスU18(愛知)と初の4強進出を懸けたベガルタ仙台ユース(宮城)との一戦は、退場者を出して10人で戦う仙台が後半42分にFW本吉佑多(3年)が決めた決勝ゴールによって2-1で競り勝った。初の準決勝進出を決めた仙台は30日、横浜FMユース(神奈川)と対戦する。
クラブの歴史を塗り替えた勝利を涙とともに喜んだ。数的不利を跳ね返して勝ち切った選手たちが拳を突き上げ、累積警告で出場停止だったU-18日本代表MF佐々木匠(3年)がピッチへ飛び出して仲間たちと抱擁を繰り返す。後半21分に不運な退場を喫していた左SB相原旭(3年)は涙。他にも感極まって目を潤ませている選手たちが何人もいたが、全国制覇を目標に掲げるチームはここで満足するつもりもない。本吉は「『ベスト8とか、ベスト4とか、準優勝とか記録には残るけれど、記憶には残らない』と(監督の)越後さんに言われたんですよ。それが心に来て。自分たちは記録にも、記憶にも残るチーム、選手になりたい」と語り、この日は負傷によって交代出場ながらも、プレーでチームの空気を一変させたDF小島雅也(3年)は「どうせ歴史残すなら優勝して名を刻みたいですね。『ボクらの代は強かった』と」とタイトル獲得への意欲を口にした。
佐々木、小島という主力が先発から外れた仙台は守備がハマらず、押し込まれる展開を強いられた。対する名古屋はMF川崎健太郎(3年)が左右にボールを動かし、MF池庭諒耶(3年)が絶妙な間から繰り出すスルーパスで決定機を演出。29分には池庭のスルーパスからエースFW森晃太(3年)が決定的な左足シュートを放つ。また、超攻撃的な左SB吹ヶ徳喜(3年)が非常に高い位置で攻撃に絡む名古屋は中央、最後から好機を連発。だが仙台はCB郷家章人(3年)がスライディングタックルでピンチを切り抜けるなど得点を許さない。逆に184cmの本吉と180cmFW吉田伊吹(3年)の長身2トップにボールを当てて攻め返す仙台は、MF村越健太(3年)の力強いドリブル突破やワンツーで攻め上がった相原のクロスなどからチャンスメーク。だが、26分にPA内右から放った本吉の強烈な右足シュートがクロスバーを叩くなど、こちらも得点機をつくりながら無得点で前半を終えてしまう。
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