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「NIKE FC」が関西で「決定力」をテーマとしたトレーニング、可能性示した9選手が新たに「HYPERVENOM CAMP」へ

ゲキサカ / 2015年8月1日 8時27分

「NIKE FC」が関西で「決定力」をテーマとしたトレーニング、可能性示した9選手が新たに「HYPERVENOM CAMP」へ

 ナイキジャパンが手がける育成年代の特別強化プログラム「NIKE FC」は、7月29日、今年3回目のセッションをJ-GREEN堺(大阪府堺市)で開催した。今回参加したのは、中学2年生から大学1年生までの43名。「HYPERVENOM TRAINING」と名付けられたトレーニングのメインテーマは、日本人選手に不足していると言われている「決定力」、そして“試合を決める強烈な個性”だ。

 すでに2度開催されている埼玉セッションと同様、特別コーチを務めるイバンの指導によるトレーニングは熱気を帯びた。

 ウォームアップを兼ねた5人組のパス回しは「ノールック」や「リフティング」、タッチ数の制限などいくつかのバリエーションで行われ、判断スピードとパスの質が求められる。イバンは続く「4対4+フリーマン」のパス回し、「縦パスからのシュート練習」でも“クオリティー”と“クイックネス”を厳しく要求。パスを受ける体の向きや視界の確保、相手のマークをいかにして外すかなどの細かい指示が飛び続け、イバンが説明するたびに質は次第に高まり、プレーヤーの集中力も時間を追って研ぎ澄まされていく。

 この日、イバンを中心とするコーチ陣が何度も口にしたのは「フィニッシュ!」という言葉だった。

 PAの2倍の広さで行われた「3対2」のトレーニングは、フィニッシュにつなげる“最後の崩し”を想定したもの。しかしプレーヤーの多くは対面する相手との1対1を意識し過ぎるあまり、なかなかシュートを打つことができない。

「ゴール前だぞ! 3対2の状況で、どうしてシュートを打たない!」

 数的優位をうまく利用して判断とプレーの精度を高めれば、必ず良い状態でシュートが打てる。相手との駆け引きを制してゴールが見えたら、積極的にシュートを狙う。時間を追ってそうした意識が植え付けられるようになると、選手たちのプレーにも大きな見られるようになった。攻守がめまぐるしく入れ替わるトレーニングには、非常に大きな効果があった。

 その後は「6対6」のミニゲーム、サイド攻撃を意識した「6対5」と続き、最後は「5対5」のミニゲームでフィニッシュ。猛暑の中で行われた約3時間半のトレーニングは非常にハードだったが、“体を動かす時間”と“頭で考える時間”が絶妙にコントロールされた充実の内容だった。イバンが言う。

「埼玉セッションとは違う内容でやりましたが、目的は同じです。今回は“試合を決めることができる能力”を養うことを目的としていますから、すべての選手に対して、ゴールを意識させるためのトレーニングメニューを組みました」

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