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格下カンボジアに物足りない3-0、本田&麻也のミドル弾に香川がハリルJ初ゴール

ゲキサカ / 2015年9月4日 4時31分

 前半42分には武藤がゴールライン際までえぐってゴール前にクロス。フリーで走り込んだ香川は押し込むだけだったが、右足に当たったボールは勢いなくGK方向に飛び、決定機を生かせなかった。一方的な試合展開ながら前半は1点止まり。縦に急ぐ日本の攻撃は単調で、効果的なサイドチェンジもないため、いくらクロスを上げてもゴール前を固めるカンボジア守備陣に簡単に跳ね返される場面が目立った。

 それでも後半5分、再びミドルシュートでゴールネットを揺らした。カンボジアを押し込んだうえで長友がバックパスでPA手前の山口に戻し、山口が横パス。走り込んだ吉田がワントラップから右足を振り抜き、低い弾道のミドルシュートをゴール左隅にねじ込んだ。吉田は1月12日のアジア杯・パレスチナ戦(4-0)以来、国際Aマッチ5得点目。CBの一撃で2-0とリードを広げた。

 後半16分には本田の縦パスを受けた岡崎が鋭い反転から左足でシュート。DFに当たったこぼれ球を香川が右足で押し込み、3-0と突き放した。それまで決定機を生かせずにいた香川だが、これが1月20日のアジア杯・ヨルダン戦(2-0)以来、出場6試合ぶりのゴール。ハリルジャパン出場5戦目で日本の10番に待望の初ゴールが生まれた。

 日本は後半21分、武藤に代えてFW宇佐美貴史を投入。直後に長友の左クロスから宇佐美が決定機を迎えるが、右足のシュートはDFのブロックに阻まれた。試合は完全にハーフコートゲームとなるが、フィニッシュの精度を欠き、4点目を奪えない。後半33分、2枚目の交代カードで岡崎に代わってFW興梠慎三がピッチに入った。同38分には本田に代えてMF原口元気を投入。原口はそのまま右サイドに入った。

 交代枠を使い切った日本。後半40分、右サイドから原口がドリブルで中に切れ込み、パスを受けた宇佐美が左足を振り抜くが、シュートはクロスバーを越える。同42分には宇佐美が香川とのワンツーでゴール前に進入。右足で決定的なシュートを打ったが、GKが左足1本でセーブした。結局、試合は3-0のまま終了。5万4716人の観衆が集まった埼玉スタジアムで今予選初白星を飾ったが、6月11日の予選初戦でシンガポールがアウェーでカンボジアに4-0で勝っていることを考えれば、物足りないスコアとなった。

(取材・文 西山紘平)
●ロシアW杯アジア2次予選特集
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・ハリルJ初ゴールも逸機を悔やむ香川「あってはいけないミス」
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