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[プレミアリーグEAST]セットプレー2発で逆転!選手層の厚み増した市立船橋が流経大柏とのライバル対決制す!

ゲキサカ / 2015年9月22日 11時47分

[プレミアリーグEAST]セットプレー2発で逆転!選手層の厚み増した市立船橋が流経大柏とのライバル対決制す!

[9.19 高円宮杯プレミアリーグEAST第15節 流通経済大柏高 1-2 市立船橋高 流通経済大柏高G]

 千葉ライバル対決は市立船橋に軍配――。高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグEAST第15節で流通経済大柏高と市立船橋高が対戦した。流経大柏が前半アディショナルタイムにMF富樫和樹のミドルシュートで先制したが、市立船橋は後半にいずれもCKからDF原輝綺とDF白井達也が決めて2-1で逆転勝ちした。

 現在9位でプレミアリーグ残留へ向けて苦戦が続いている13年王者・流経大柏と優勝争いに食らいついたまま終盤戦を迎えたい市立船橋。過去5年の選手権千葉県予選では決勝で4回、準決勝で1回激突している両雄の対戦は拮抗したゲームとなった。朝岡隆蔵監督が「変化をつくりながら90分間をどうデザインするかというところで新戦力をちょっと試したいというところがあったし、流経のハイプレッシャーを意識した」という市立船橋は怪我で離脱中のモンテディオ山形内定FW永藤歩に加えて、こちらも故障を抱えるベガルタ仙台内定MF椎橋慧也主将、そしてMF工藤友暉、MF高宇洋もベンチスタート。FW玉井裕貴が3トップの中央で起用され、「(流経大柏の)2トップのパワーを何とか外したい」という狙いで今季プレミアリーグでは初となる3バックを採用した。

「一人ひとりがサッカー偏差値上げながらやっていた。ここ数年でかなり積み上がってきたので。ポジションイジッて混乱することはない」と朝岡監督が信頼するチームは対流経大柏用に準備してきた布陣でも大きな問題を起こすことなく対応してみせる。だが、両ワイドが思い切り良く前へ出るシーンが少なく、サイド攻撃でパワーを出すことができない。また左FW押尾大貴が頭部からの出血のために2度ピッチから離れる状況となった市立船橋はなかなかリズムに乗ることができなかった。逆にFW兼田晏音睦とFW織田敦暉が前線でボールを引き出す流経大柏はサイドからのクロス、敵陣で獲得したセットプレーから先制点を狙っていく。そして40分には敵陣でのインターセプトからショートカウンター。MF松本雅也のスルーパスから織田が決定的な右足シュートを放った。

 これはわずかに枠右へ外れたものの、アディショナルタイム突入後の46分、流経大柏はスーパーゴールで先制する。織田の右ロングスローのクリアボールに反応した富樫が右中間から右足一閃。圧巻と言えるほどの弾丸ミドルがゴール右隅へと突き刺さった。右手を突き上げて走り出した富樫中心にホームグラウンドで舞う赤いユニフォーム。前線からの運動量も多かったチームは非常にいい形で前半を終えた。

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