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[国体少年男子]雨中のファイナルは互いの堅守崩れず0-0ドロー、神奈川県、福岡県が両県V!!

ゲキサカ / 2015年10月2日 17時48分

 強い雨の影響によってボールコントロールに苦しむ中、互いの守備面が光る試合となった。ある程度ボールを支配されることを想定して試合に入った福岡だったが、特に味方との連係から狙いすましたチェイシングで度々相手ボールを引っ掛ける福田と、球際で強さを発揮する南里が奮闘。また危険なボールを溝口のインターセプトや中村のカバーリングで切り抜けるなど得点を与えない。一方の神奈川も指揮官が「この大会通じて大きく言えることはどの試合を見ても押し込まれることはあったんですけど、崩れることがなかった。そこはGKも含めてDFラインが集中力を切らさなかった」と評したように、今大会鉄壁の守りを見せてきた工藤と西山がこの試合でも簡単にチャンスをつくらせない。連動した動きで相手を狭いスペースへ追い込んでボールを奪い、相手の速攻に対してもスピードに乗る前にインターセプトしたりするなど、序盤からその堅守が攻略困難であることを感じさせた。

 その中で神奈川は村田のキープ力やサイドでボールを収める伊藤、局面で見せるスピード、パワーでサイドに穴を開ける堀を軸に攻撃していく。14分に村田が右足ミドル、16分にも藤本が左足ミドルを放った。一方、「相手の方が切り替え速くて、そこですぐに奪われるところがあった」(木下監督)という福岡だが、前半20分過ぎから2度のビッグチャンスをつくる。21分、平田との連係で抜けだした佐藤がそのスピードを活かして右サイドを独走。飛び出してきたGKをかわした佐藤は角度のない位置から右足を振りぬく。だが、これは力なく神奈川・石原がゴール前でカバー。福岡は29分にも福田の強烈な右足ミドルがゴールを捉え、GK早川がセーブしたボールを右サイドで平田が拾う。そして上げられたクロスをファーサイドの佐藤が頭で合わせたが、この一撃はクロスバーに阻まれてしまった。

 神奈川も後半開始直後に決定機。右サイドを石原が打開し、エンドライン際から出したラストパスを伊藤が合わせるがボールは枠上へ外れた。繋ぐことに固執せず、斜めのボールを交えて相手の背後を取る神奈川は17分にも和田が右中間を抜け出しかけるが、PAで溝口にカットされてシュートを撃ち切ることができない。神奈川は23分、伊藤に代えて大阪府戦で決勝点を決めているMF堀越太門(湘南工科大附高2年)を投入。後半終了間際には和田をMF岩崎駿(湘南工科大附高1年)へスイッチして勝ち越し点を狙う。一方、神奈川の切り替え速い守りの前にパスコースを塞がれていた福岡も福田を起点に攻め返してクロスやシュートへ持ち込み、32分には右サイド後方からのボールを絶妙なタッチでコントロールした佐藤がDFラインを突破するが、シュートに繋げることはできなかった。

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