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[国体少年男子]雨中のファイナルは互いの堅守崩れず0-0ドロー、神奈川県、福岡県が両県V!!

ゲキサカ / 2015年10月2日 17時48分

 試合は0-0のまま延長戦へ突入。福岡はその前半10分にビッグチャンス。平田の右クロスのクリアボールに福田が走りこんだが左足ダイレクトで放ったシュートは枠上へ。対する神奈川は延長後半3分に堀の左CKをDF、GKに競り勝った岩崎が頭で合わせる。GK不在のゴールへボールが飛んだが、これは福岡MF福田が頭でクリア。惜しくも先制機を逃したものの、押し込んで攻め続ける神奈川は延長終了直前に再び単独優勝のチャンスを迎える。アディショナルタイム突入後の11分、石原の右FKのこぼれ球をPAの澤田がコントロール。そしてすぐさま左足を振りぬく。だが、勝負が決まったかと思われたこの一撃を福岡GK緒方が右手でストップ。そして次の瞬間、試合終了を告げる笛が鳴り響いた。

 両チームの選手は分け合った優勝を喜んでいたが、より単独優勝への思いを強くにじませていたのは神奈川の方。「優勝できたのは嬉しい。でもやっぱり同時優勝じゃなくて、自分たちだけが優勝チームになりたかった」(西山)、「正直、単独優勝が良かったなという思いが大きいですけれども、2連覇達成できて良かったと思います」(山田)という声などがあった。一方の福岡にとっては歴史を塗り替える初V。それだけに中村が「正直、最初は優勝なんて具体的に考えていなかったですけど、同時優勝という形で優勝できて驚いているのもあるし、嬉しい」と語り、西も「(九州予選からの)1か月、改善点とか克服しながら頑張ってきて優勝できて嬉しい」。全国制覇を成し遂げた喜びを素直に口にしていた。

 国体サッカー競技は全日程を終了。選手たちはこれから、各所属チームで再スタートを切る。神奈川の重田監督は「昨日も(すでに所属チームの)週末の試合のことなんか気にしていた。(今後は)自分のチームで活躍することがベースになると思うので、切り替えて頑張らないといけない」とエールを送り、福岡・木下監督は「ここがゴールじゃないので、でも上には上がいるぞということが分かったと思うので、まだまだレベルアップを目指してやってほしい。まだ高校1年、2年。この5日間だけでも十分に伸びしろがあった。レベルアップ目指して頑張って欲しいと思います」とメッセージ。全国大会で優勝という大きな経験をした神奈川、福岡のU-16世代の選手たちが、このタイトルを今後の飛躍に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
第70回国民体育大会「2015紀の国わかやま国体」特集ページ 

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