[Jユースカップ]逆転、逆転の大熱戦はPK戦で決着!名古屋U18がF東京U-18退けて決勝進出!!
ゲキサカ / 2015年11月8日 8時22分
[11.7 Jユースカップ準決勝 名古屋U18 3-3(PK4-2)F東京U-18 味スタ西]
11月7日、2015Jユースカップ 第23回Jリーグユース選手権大会準決勝が味の素スタジアム西競技場にて開催され、15日の決勝(長居)に進む2チームが決定した。第1試合では名古屋グランパスU18がFC東京U-18と対戦。夏の再戦となった試合は予想以上の大熱戦の末、PK戦で名古屋に軍配が上がることとなった。
夏の日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会ではラウンド16にて実現したこのカード。そのときは名古屋がF東京に5-1と完勝を収めている。若き青赤軍団にしてみれば、準決勝の大一番ということに加えて屈辱的大敗に対するリベンジマッチという意味付けもあった。「FC東京の気持ちがすごくて、本当に激しく戦ってきた」(名古屋FW森晃太)のも当然だろう。
立ち上がりから激しいつばぜり合いを繰り返すような展開の中、前半9分に最初のゴールが生まれる。決めたのは、F東京。FW大熊健太のCKからDF柳貴博が見事にヘッドで叩き込む。だが、名古屋も負けてはいない。25分、MF川崎健太郎の縦パスを横方向の移動でCBの前に入ったMF柴田駿が触って、エースの森へ。森のシュートはF東京GK山口康平がなんとか防ぐも、こぼれ球をMF深堀隼平が蹴り込んで同点に追い付いてみせた。さらに後半7分には、相手のバックパスを奪ったFW北野晴矢のパスを受けた森がドリブルで持ち込み、最後は切り返しから巧みにシュートコースを作っての右足シュートを突き刺し、ついに逆転に成功する。
なんとも苦しい状況に陥ったF東京。ポゼッションしながら時計の針が進むばかりで、なかなか相手を崩し切れない時間が続く。だが、「今大会のウチはタダじゃあ負けない。粘り強い、魂のこもった試合をしてきたし、今日もそうだった」と佐藤一樹監督。「この大会に懸ける思いをみんなが持っていたし、(名古屋には)夏に負けているということもあった。いいテンションでやれていた」(同監督)。あまり高さのない名古屋守備陣の特徴を考えても、パワープレーをしかけたくなるシチュエーションではあったが、佐藤監督は「今大会はしっかりしたパスワークを続けることで点を取れていた。(パワープレーは)選択肢にあったが、あえて変えない選択肢を選んだ」と選手たちの技量と魂を信じた。
そして迎えたアディショナルタイム。MF小山拓哉のフィードを左サイドで受けたのはFW佐藤亮。「すっかり頼もしい選手になった」と指揮官から全幅の信頼を寄せられる10番が選んだのはドリブル勝負からのシュートチャレンジ。迷いなきエースの選択が見事に実って、F東京が土壇場で試合を振り出しに戻す。さらに延長前半1分には、大熊のパスから交代出場のMF相原克哉が右足シュートを突き刺し、再逆転にまで成功した。
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