[Jユースカップ]逆転、逆転の大熱戦はPK戦で決着!名古屋U18がF東京U-18退けて決勝進出!!
ゲキサカ / 2015年11月8日 8時22分
名古屋からすると、「エンジンがもう一度温まる前にやられた」(高田監督)痛恨の展開。この事態に高田監督が打った手は左SBの吹ヶ徳喜を前線に上げるという「やったことはない」(同監督)博打的な采配である。スピードとパワーを兼ね備える選手だけに、「FWとしてやれるだけの“モノ”はあると思っていた」という確信があっての用兵だ。そしてこの策が延長後半開始早々の1分に実る。起点はキックオフで戻されたボールを前線へ蹴り込んだ1本のロングボール。これに吹ヶがヘッドで競り勝つと、交代出場のMF杉田将宏がワンタッチで落として、最後はまたもエース森。胸トラップからの右足シュートを突き刺して、名古屋がまたしても追い付いてみせた。
そして決着はPK戦に委ねられる。ここで見せたのは名古屋GK加藤大智。「お前のためのPKだ!」と指揮官から煽られた守護神は、F東京の3、4番手を連続セーブ。一方、名古屋は4人全員が成功し、3-3からのPK戦4-2というスコアで熱闘に幕が下りることとなった。
敗れたF東京のDF渡辺拓也は「最後までみんなで走り切ったし、やることをやり切ったし、まったく悔いはない」と胸を張った。「気持ちの入ったゲームをできたし、名古屋は前の選手が本当に強い選手ばかりで大変だったけれど、でも本当に楽しかった」と涙のあとが残った顔に笑顔を浮かべた。一方、「悔しい」と率直に漏らした柳は「名古屋は一人ひとりが1対1のところで勝負できる選手ばかりで、個が強かった。関東にはないスタイルのサッカーだった」としたうえで、「森くんはあそこを決めてくる。本当にさすがでした」と脱帽。その上で「これからやらなくちゃいけないことがいっぱいある」と課題を噛み締めた。
勝った名古屋は、いよいよ栄冠を射程に収めた。高田監督は「リーグ戦はこれから残留争いなんだけどね」と笑いつつ、「ファイナルという最高の緊張感を経験できるのは選手たちにとって大きい。最後においしいところで一泡吹かせたいね」と言って、決勝へと気持ちを切り替えていた。
(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
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