[大学選手権]途中出場の4年生コンビが流れ変える!!高知大が愛知学院大から逃げ切り白星
ゲキサカ / 2015年12月8日 23時20分
[12.8 全日本大学選手権1回戦 高知大 2-1 愛知学院大 ギオンス]
冬の大学日本一を決するアパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会が8日に開幕し、ギオンスタジアム相模原で行われた1回戦では、高知大(四国)と愛知学院大(東海2)が対戦。前後半に1点ずつ奪った高知大が勝利した。
立ち上がり、見せ場を作ったのは愛知学院。サイド攻撃で相手を押し込むと、前半4分にハーフウェーライン左付近でFKを獲得。ゴール前に展開したボールが相手のクリアミスを生み、すかさずMF水谷侑暉(4年=暁高)が狙ったがGK福島佑京(4年=高知小津高)の正面に終わった。
対する高知大は、「全国大会の初戦で、最初は固さがあるので、シンプルに相手DFの裏にボールを入れていこうと思っていた」(DF西岡大志(4年=初芝橋本高)。自陣からの長い繋ぎを多用し、藤川真也(3年=C大阪U-18)、勝田一秀(2年=C大阪U-18)の2トップを起点に流れを引き寄せると、18分にMF藤井勇大(3年=三田祥雲館高)の縦パスを受けた藤川が胸トラップからシュート。
同25分には右サイドから左にパスを繋ぎ、MF元田龍矢(3年=高知UトラスターFC)がボールキープ。フォローに入ったDF西埜植颯斗(2年=近大和歌山高)がクロスを上げ、こぼれ球をMF下園直輝(2年=東海大五高)が押し込んだが、枠を捕らえることができない。好機を作りながらも一点が奪えない時間が続いた高知大だったが、35分にはDF山下宏輝(4年=都城泉ヶ丘高)の縦パスを受けた藤川が、PA手前で粘ってボールをキープし、相手のハンドを誘発。下園がFKを直接、ゴール左に沈めた。
上々と言える前半を過ごした高知大だったが、後半に入ってからは、「4年間で一番調子が悪かった」と反省を口にした西岡を筆頭にDF陣が乱調。セカンドボールが愛知学院に渡り、押し込まれる場面が増えた。
後半11分にはエリア右でボールを受けた水谷が左へ流れ、PAに再侵入したが、シュートはDFに阻まれCKに。22分には、西岡と福島の連携ミスを突き、MF渡邊和馬(2年=愛知高)が無人のゴールを狙ったが、懸命に足を伸ばした山下に阻まれ、ゴールラインを割ることができない。寸での所で高知大がピンチを凌ぐ展開が続いたが、26分には右サイドからのパスを中央で待ち構えた水谷がPA右に落とすと、最後はMF森川龍乃介(4年=藤枝明誠)が冷静に決めて、試合は振り出しに戻った。
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