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[プレミアリーグ参入戦]観衆魅了の110分間!「公立の雄」大津が静岡学園との好バトル制し、プレミア復帰!

ゲキサカ / 2015年12月15日 10時30分

 静岡学園は22分にMF薩川淳貴の突破から加納がクロスバー直撃のヘディングシュート。直後に旗手がDFを外して放った左足シュートはDFにクリアされたが、27分にも旗手が左サイドでDF3人を抜き去りシュートを打ち込む。一方の大津もカウンターからビッグチャンスを迎えたが、突き放すことができない。迎えた33分、静岡学園は荒井の左CKをニアサイドの鹿沼が頭で合わせると、クロスバーをかすめたボールをゴールライン上の大津DFが弾く。ゴール前で混戦となったが、その前に鹿沼のヘディングシュートがゴールラインを越えていたという判定で同点となった。

 ロングボールで相手を押し下げながら、空いたスペースを1タッチパスや吉武、原岡らの個で巧みに攻略する大津に対し、静岡学園もPA付近までゆっくりボールを運ぶと、旗手や薩川、MF小宮嶺がドリブルスキルを存分に発揮。薩川が左サイドで魅せたリフティングからDF2人の間へ割って入る動きなど、特に後半は静岡学園の選手たちがドリブルで観衆を何度もどよめかせる。対する大津も右SB坂田直樹のミドルシュートやCB眞鍋旭輝のヘディングシュート、このこぼれに反応した原岡のシュートなど静岡学園ゴールを何度も脅かすが、ゴール前で必死に身体を張る相手を突き放すことができない。

 45分、大津は縦へのドリブル突破でDFの前に入った原岡がPAで倒されてPKを獲得。だが、右足シュートは右へ跳んだ2年生GK山ノ井拓己が完璧にセーブして試合は延長戦へ持ち込まれた。延長前半3分、カウンターから静岡学園がチャンスを迎えたが大津は好守で阻止。大津は後半37分に投入されたDF中野夏輝が「よく仕事しました」(平岡総監督)と相手エース旗手の動きを止め、U-18日本代表CB野田裕喜主将(G大阪内定)を中心としたDF陣もドリブルの脅威を未然に防ぐため、PA近くに入られる前に対応する。また再三好守を見せたGK前田勇矢の奮闘など必死の守りで3点目を許さず、逆に後半5分には吉武がクロスバー直撃の右足ミドルを打ち込んだ。そしてPK戦突入直前の延長後半10分、大津は平岡総監督が「PKだけ蹴らせようと思って」と説明した一美とGK中村圭佑を同時投入。総力戦で白星を勝ち取りに行った。するとその一美のキープからSB大塚椋介の獲得したCKが決勝点を生み出す。延長後半アディショナルタイム、大津は河原が左CKを蹴りこむと、ファーサイドでDFと競りながらゴールエリアへ飛び込んだ原岡が右足ダイレクトで試合を決める一撃を押し込んだ。

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